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どうもはじめまして

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 4月10日(月)12時39分34秒
  >風太さん

ご質問ありがとうございます。
今期の論題では、肯定側が課税処置と称して無責任な(!)プランを出しているにもかかわらず、簡単に受け入れられているような例が多いような気がします。風太さんのおっしゃるとおり、肯定側はプランの内容や効果を説明する責任を負っていますから、漠然としたプランは評価されないはずです。ただ、そのようなプランが評価されてしまうのにも理由があるように思います。それは、以下のようなものです。

1)実はデメリットも証明されていなかった
調整プランが評価できないとしても、そもそもデメリット自体評価できない代物だったとすれば、当然デメリットは発生しません。最低でも、プラン後に格差が生じてナショナルミニマム(ちなみに、試合でこの言葉をそのまま使うだけではわかりにくいので、ナショナルミニマムの意味を説明したり、具体的な問題として提示した方がいいです)が保障されなくなるということを証明する必要があります。できれば、一般論でもいいので、調整は難しいということまで説明できれば完璧です。

2)立証責任の説明に失敗している
本来のところ、プランがデメリットを防ぐという証明は肯定側の仕事です。ですから、具体的にどのようなプランをとり、それがどう働くのかを説明しない場合、そのプランはおよそ評価できません。しかし、そのような説明をせずにいると、ジャッジの心証として「デメリットは肯定側のプランを無視しているな」となってしまうのかもしれません(この点は後述)。否定側としては、質疑で肯定側プランについて聞きただした上で、それでも内容や効果が不明確であれば、その旨を立論や反駁で指摘し、肯定側が立証責任を負っているということを説明すればよいでしょう。

3)ジャッジの考え方の差異
僕は上述のように考えますが、ジャッジによっては、否定側が肯定側のプランを踏まえてデメリットを議論すべき責任を有していると考え、肯定側のプランが何となくでも効果を持ちそうであれば、否定側はそれに対して何らかの対応を必要とする…と考えている方もおられるのかもしれません。もっとも、そこまで考えずに「何となく」評価しているのかもしれませんが、それであっても、ジャッジによる見解の相違ということには変わりありません。
このような場合は、上で述べたように、立証責任の所在について説明してあげれば、否定側の言い分が通るのではないでしょうか。

*なお、当ホームページの「ディベート部日記」4月5日の記事に似た内容を載せたので、参照していただければ幸いです。

僕の印象としては、現時点では、上のうち1)の段階で否定側が失敗しているチームが多いように思います。訳のわからないプランで調整されないほどの問題があるということをきちんと示せば、デメリットが全く発生しないという評価にはならないはずです。その上で、どちらが立証責任を負っているのかをきちんと説明すれば大丈夫だと思います。
 


初投稿です

 投稿者:風太  投稿日:2006年 4月 9日(日)23時07分9秒
  東北の高校でディベートをしているものです。新規参入で顧問も存在せず、悪戦苦闘の日々が続いています。ここで以前の練習試合で出た疑問にお答え願いたら、助かります。
・ある高校は「地方がナショナルミニマムを維持できるための財政調整システムの導入」、別の高校は「収入不足の道州へは国が援助する」という肯定側プランを出してきました。これらは漠然としすぎでは?おかげで否定側でうちはナショナルミニマムの崩壊について言っていたのですが、プラン導入によりそれは発生しません、なんて言われちゃいました。 財政調整、税システムなど(水平交付金の導入など)を具体的にどういうふうにするか、ということをプランで述べるべきと僕は思っていたのですが。
 

コメントありがとうございます

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 4月 9日(日)02時34分18秒
  >帝釈栗毛さん

どうもありがとうございます。
ジャッジとしてあのような立論を何度も聞かされるのは苦痛だったと思いますが、それも僕の不徳の致すところということでお許しください。

HPの立論集についてですが、公開している以上、どのように使用されても自由です。この掲示板でも、立論の内容について質問してくださる方がいらっしゃいますが、作成者としてもうれしいことです。ただ、もし立論を公開していることが皆さんの立論を作る動機を失わせているとか、楽な方向に流れてしまう傾向を助長しているのだとしたら、それは僕の意図するところではありませんが、悲しいことです。

自分で考えた議論を用いることがディベート上達の最善の方法です。どんなに論題が難しくとも、まずは自分で議論を作ってみてください。その上で、ジャッジやスタッフの方々にどうすればよいのかアドバイスを求めるなり、試合の中で改善点を見つけるなりしていけば、納得いく議論が出来上がるはずです。その一環として何か僕に出来ることがありましたら、可能な限り協力させていただきますので。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

立論切りお疲れ様です

 投稿者:帝釈栗毛  投稿日:2006年 4月 7日(金)22時36分51秒
  ご無沙汰しています。
4月6日の日記を見させて頂きました。
私も四日市高校さんの立論が流用されている試合を東海地区で何度かジャッジしました。
まぁ、それだけ東海地区の高校生もこの場を見ているでしょうからこの場をお借りして一言。
春大会までの準備の期間が短いことは確かです。が、理解もしていない立論で、よくわからないプランで戦う愚を考えて下さい。
参考にするのはかまわないと思います(ですよね?)ただし、根幹を自分たちで作成していなければ、立論が良いことを言っていても議論としてつながっていきません。
何試合か見ていて感じたことは、資料の意味がわかっていない、主張したい点が見えてこない、結局勝っているまとめが出来るのに(私は準備時間中に次のパートの身になって議論を妄想しているのです)見事に肩すかし。もったいないです。
夏までにはさすがに時間がありますから根幹からしっかりと組み立てて下さい。
微力ながら練習試合等には協力はいたしますので。

なんだかこの掲示板の趣旨に反していそうですがとりあえず思ったことを書いてみました。
失礼します。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

ご質問ありがとうございます

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 4月 7日(金)02時32分50秒
  >櫻井さん

質問ありがとうございます。

>否定側立論で「プランは現状維持とします」とありますが、なんで「プランは肯定側に従います」ではいけないのでしょうか?

ディベートでは、否定側は肯定側の主張を否定しなければなりません。ですから、否定側は肯定側と異なる立場をとる必要があります。ディベート甲子園では肯定側のプランへの対案(カウンタープラン)を出すことができませんから、否定側は、肯定側のプランを取らない=何もしない=現状維持という立場を取ることになります。

もし、否定側が「プランは肯定側に従う」ということになると、否定側は肯定側と同じ立場を取ることになりますから、負けを認めたような状態になってしまいます(もっとも、同じ立場を取った上でそこから生じるデメリットを述べているという点を見れば、自己否定しているというようにも考えられますが、それも不自然ですね)。

というわけで、肯定側のプランに従ってはならないということになります。だからといって、「プランは肯定側に従います」と言っただけで負けにするような情け容赦ないジャッジはいないと思いますが、もし肯定側がこの点を厳しく主張してきたら、理論的には肯定側に投票せざるを得ないような気もします(そんなことで勝ってうれしいのかと問い詰めたいところではありますが)。

もっとも、それでは「現状維持」といわなければならないかというと、必ずしも立論で述べる必要はないと考えられます。すなわち、肯定側の主張に対して否定側が特に立場を示さない場合は、おそらく何もしない現状維持の立場を取るのだろうということは言わなくても分かるからです。

注1:対案としてのカウンタープランを認めるルールのもとでは、論題を肯定しない別のプランを否定側が提示し、「論題を実現する肯定側の政策」と「論題以外の方法を採用する否定側の政策」を比べることになります。この比べ方についてはいろいろ議論がありますが、ここでは省略します。

注2:否定側は現状維持の立場を取ると書きましたが、これは「新しい政策を追加する立場は取らない」というだけのことであって、実際の社会で起こる変化についてはそのままです。ですから、現状維持の立場を取ったとしても、自民党が消費税を増税するという未来があるのであればそのままですし、地方間の格差変動もそのまま続きます(将来これらの要素がどのようになっていくのかは議論の余地がありますが、少なくとも「現状維持の立場なので今のままずっと変わらない」ということにはなりません)。

>道州制イコール広域化ではないのでしょうか?

これは2つの側面から考えることができます。
1つは、国の権限を道州という地方政府に下ろすという側面です。この場合、国全体を支配していた行政権限を地方に譲る場面ですから、広域化というよりは分割という表現が適切でしょう。
もう1つは、道州という都道府県より行政単位をつくり、いくつかの都道府県を統合して道州にするという側面です。ここでは、都道府県を統合し、その中の行財政権を道州政府に集めるという点で、広域化ということができそうです。

ただし、広域化といったところで、都道府県の役割がなくなってしまうのかというと、必ずしもそうとはいえないでしょう。道州という大きな単位を治めるためには、その中でも地方ごとに行政単位を設けることが現実的です(それは、北海道という、道州制においても都道府県時代と規模が変わらない場所において、たくさんの支庁が置かれていることからも分かると思います)。

とすれば、普通に考えれば、各道州は都道府県のような区分けを新しく作るか、あるいはこれまでの知道府県の区分けを残しておき、道州の権限をその中で再分配するようになると考えられます。いわゆる道州の「出先機関」として、旧都道府県の県庁を残しておくといったことが考えられます。
(ただし、こうしたことは今回の論題の付帯条項には書いてないため、そのような制度を考えている場合は、念のためプランで明記しておくことが望ましいでしょう)

ですから、道州制=広域化という議論は、必ずしも成り立たないと思います。もっとも、この議論は「広域化」という言葉にどのような意味を持たせるかによって変わってきます。都道府県の単位を越えて行政を行う余地ができるという意味では間違いなく「広域化」と呼ぶことができるともいえます。

というわけで、試合の中で「広域化」という言葉が出てきたら、それがどういう文脈で使われているのかを考えた上で議論してみてください。


分かりにくい点や、他に質問などがありましたらお願いします。
 

こんばんわ

 投稿者:櫻井  投稿日:2006年 4月 6日(木)23時04分45秒
  また初歩的な質問ですがお答え頂ければ幸いです。
・否定側立論で「プランは現状維持とします」とありますが、なんで「プランは肯定側に従います」ではいけないのでしょうか?
・道州制イコール広域化ではないのでしょうか?
 
お得なプロバイダーとくとくBB

こころを強くする

 投稿者:あだち  投稿日:2006年 4月 6日(木)21時23分43秒
     聖 名 讃 美

   「勝手書きこみ」をお許しください。

   今週の「テーマ」―――――――――

    ■□■ 「オカネ」とは何だろう □■□

   「いのち」以上に大切なものが「オカネ」
   だとは、衆目の一致するところです。
    したがって、「お金」のために「自らを
   殺し」「相手をも殺す」状況が多発してい
   ます。
    そこでカネの「実態」をゆっくりと、考
   えてみませんか。

   ■□ http://kokoronet.org/message ■□

     (もし不適切ならば削除して下さい)
 

オンラインディベートに期待&声援を

 投稿者:NAKO-P  投稿日:2006年 4月 1日(土)01時36分15秒
   皆さん、掲示板上でははじめまして。
 NAKO-Pこと名越@東北学院中学高等学校です。

 ご存じの方も多いと思いますが、管理人さんがインターネット上のディベート『オンラインディベート』に取り組まれます。

 口頭でのディベートとは違って、文字数などの制限があり、スピードと勢いのあるディベートにはならないかもしれませんが(^^;、一味違ったレベルの高い試合を期待しています。

 四日市高校及び東海支部の後輩の皆さん、是非先輩を応援してあげて下さい。
 閲覧者用のBBSでは、ディベーターへの声援、アドバイス等、受付けております。(今回はそういったアドバイスを認める練習会です(^^))
 後輩からの励ましのメッセージがあれば、先輩も更に頑張ってくれる…かな(^^;?いや、ないよりあった方が嬉しいに違いない、と推測します!

 是非とも注目して下さい。宜しくお願いたします。

http://www.debate.shadow.ne.jp/try/3rd/h1/

 
ケータイで撮った動画を掲示板に投稿

それは甘いですよ

 投稿者:管理人  投稿日:2006年 3月31日(金)01時29分29秒
  >P&J←さん
あの場にいればそんなこといえないと思いますよ…。
あんまり詳しく書くとアレですから書きませんが、イメージとしてはキリスト教vsイスラム教みたいな感じです。永遠に分かり合うことはないというか、まあそういう雰囲気でした。
東海高校が表彰式で2位になってふくれていたのなんて、かわいいものです。

まあそんなことはどうでもいいとして、北陸支部でのディベート普及で昔の罪(?)を償ってください。

>櫻井さん
見つかってよかったですね。ただ、リサーチには終わりがありませんので、より深い分析を求めてさらなるリサーチに励んでいただければ幸いです。準備頑張ってくださいね。
 
お得なプロバイダーとくとくBB

どうも

 投稿者:櫻井  投稿日:2006年 3月30日(木)22時30分24秒
  資料ありました。ご指摘有り難うございます。  

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