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日曜日が待ち遠しい?

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年11月 5日(木)14時23分2秒
編集済
  11月8日(日)@西荻窪 禅プッシー
小山健太プレゼンツ
人間ロケットCD『肉球メディスン』発売記念ライブ!!

人間ロケット(ROCKET SON)
MY PAL FOOT FOOT
パスカール
小山健太
≪スペシャルゲスト:山田参助(ex. 泊)≫

チャージ 1,000円(drink別)
OPEN 18:00 START 18:30
※マイパルは2番目7時前後〜だそうです。
銀塩つばめに全面参加してもらいます。


11月26日(木) 東高円寺 U.F.O. CLUB
マサコ倶楽部プレゼンツ
ファンシーナムナム
プラハデパート
おはやし
ゴリラ・ゴルリラ
My Pal Foot Foot

18:30 open 19:00 start
前売り 1,600円/当日 1,800 円(drink別)
※マイパルは最後だそうです。



間違えて中央特快に乗ってしまい、
降りる駅すっ飛ばして国分寺まで来ちゃったような……
世は、秋をスルーしてあっという間もなくすっかり冬めいてしまい、
もはやおちおち感傷に浸るヒマも与えられないんでしょうか?
否、そもそも秋ともなれば感傷に浸るという毎度おなじみの
ルーティンに僕らもそろそろ飽きているんでしょうか?

んなこたない!(by タモさん)
ともかく今秋は、タモさんを見習ってバカバカしく過ごしたいと思います。

ところで先日の魅惑ならぬ……疑惑のピックルポックルは全くバカバカしすぎたな、
ロータリー前の練習&バスキングは、8時過ぎになって突然の
ツビー「練習できなくなった。押してるらしい
(他に誰も出演してないのにナニが押すって言うんだよ!)
……演奏8時半からだから」と引かれる手によりまずお流れ(各位失礼致しました)。
会場に着くと、そこはノーマイク、ノーアンプ、
しかもほぼ9割が社交目的でやってきているだろう、
ハロウィン酔客に聴いてもらうために
否応なく無理矢理上げたテンションとギャラ代わりの只酒の酔いは
終演後もなかなか引くことなく、高円寺の夜は虚しく更けていったのだった。

急遽、プカプカブライアンズの名曲「ラブ・ウォリアー」のリフと「ウー!ハー!」という掛け声を拝借、
その上にCRASHの「Brand New Cadillac」を歌うというのがこの日の定番入退場スタイル。
故・ジョーストラマーも植野さんも……自分たちが書いた曲が時を経て、
まさかこんなところで交配=突然変異させられているとは思いもよらないだろう。

日付が変わる頃には、
思わずやけになって駅前ロータリーで夜明けのディランを激演してやったね。
その後のビールのアブサン割がまた心身にカーっと沁みたさ……。
というわけでこのたび、
ピックルポックルはこのたびめでたく方向性の不一致により不時着&解散しました。
誘われるとホイホイ着いていくのは中学の友達との麻雀狂時代から一切進歩がないな。
ヘタコイた〜!

何より、万が一場に居合わせて、
聴いてくれた方がいらしたら本当にありがとうございました。
個人的には一生懸命演奏しましたし、
一応はウケて(るように見え)て「仕事」は果たせて?よかった。
さぁ体が温まってきたぞ〜というところで
一旦幕裏に引っ込むという寸劇的10分間を3、4セット〜
昔の漫才師の下積みじゃないけど、
飯場の大衆芸能ってば雑草みたいにタフさが必要だと知った……トホホ。
お客さんに自分のチューニングを合わせていくという、いわばサービス演奏も楽じゃない。
時計みたいに、用意された場で用意された時間だけに音楽が鳴る(鳴らせる)
ライブスペースってばありがたいな〜なんて再確認するけど、
逆に甘やかされてるようにも思えてくるな……だなんて言ってみよう。

"Brand New Cadillac" by Clash

Driiiiiiiive!!!
Driiiiiiiive!!!

My baby drove up in a brand new cadillac
Yes she did!
My baby drove up in a brand new cadillac
She said, "hey, come here, daddy!"
"i ain't never comin' back!"

Baby, baby, won't you hear my plea?
[ Clash, The Lyrics are found on www.songlyrics.com ]
C'mon, sugar, just come on back to me
She said, "balls to you, big daddy."
She ain't never coming back!

Baby, baby, won't you hear my plea?
Oh c'mon, just hear my plea
She said, "balls to you, daddy."
She ain't coming back to me

Baby, baby drove up in a cadillac
I said, "jesus christ! where'd you get that cadillac?"
She said, "balls to you, daddy."
She ain't never coming back!

アキ・カウリスマキ監督の「コンタクト・キラー」で、
ストラマーが場末のバーで歌うという、
見る度にシビれまくりの名シーンがあるけど
http://www.youtube.com/watch?v=2I9KXRr3VhI
ピックルポックルがこんなにイイもんじゃなかったということは
言うまでもない……
(それにしてもこのシーン、
僕の記憶ではストラマー一人だけで歌ってるものなんだけどなぁ〜
記憶ではモノクロだったしカメラのアングルも違うし……???
違うシーンだったかなぁ)


一難去って二難も去り……最近朝毎の黒コーヒーがなかなかにウマイです!
思い切ってミルも購入し、最近お気に入りの職場近くの上野某店にて
買い付けてきた豆をガリガリ……
ゆっくりと湯を注ぐと、細かい泡がショワショワ出てきて豆がふわ〜と
程よく膨らんできて得も言われぬかほりが部屋中に充満します……至福の時間。
最初はあんまり上手に淹れられなかったけど、さすがに毎朝のこととなると
ぼちぼち、それなりに自分好みの一杯が淹れられるようになってきた気がする。
先達の教えに従って、当初のように豆をケチらず多めに使って
ゆっくり豆を膨らませながら湯を注ぐんです。
まぁそれでも依然として「所詮お茶」という接し方は変わらないけど……
今更ながらに挽き立てはやっぱり驚くほど鮮烈さが違うんですね。
豆を挽いてるときとか、飲んでるときとか「豆豆しい」かほりが
ちゃんとしちゃうんですからソーナイス!


「くじ引きデュオ de 哀愁デート」またしても全体的に面白かったな〜
ジョニーさんと円盤田口さんが交代交代で店番しながら
「どうしよ〜」なんて緊張しながら演奏に臨んでたのも新鮮だった。
ゆうこ嬢はまんまとボルゾイ・シバタ氏と当たり、
これがまた思いもよらず相性の良いデュオだったなぁ
性格的には実に対照的なこの二人だと思うんだけど、
否応なく一つになった音楽の中に、二人の妙な共通点というか、
折衷点が浮き彫りになってたような気がして面白かったです。
シバタ氏はといえば「これしかできない×やらない」的な
もはや「頑固」なまでにユルい?リズムマシン垂れ流し&相手の音変調攻撃。
シバタ氏のプレイに乗ってか乗らないでか、な
ユウコのピアノ独奏ももはやのびのびなマイペース貫徹ぶりで、
やっぱりシバタ氏のとはまた違った意味で「頑固」だったと思うのだ。
それぞれに「頑固」なのが共有ポイントとはいっても、
何だかんだ言って出てる音そのものはユルユルでしたよね〜この二人が出会えば。


来たる11月8日は姫路が誇る音速のブルーズ詩吟マン、ロケットサン氏のレコ発ライブ。
渡宿先の大城真邸にて、大城さんによって何の気なしに残された録音が
巡りこのたび、タイのレーベルからリリースされるそうですね。
タイのレーベルって……何だかエキゾチックール!
折しも来たる12月には吉野トランスさんに誘ってもらって、
円盤で韓国のバンドと共演する機会ができたところだけど、
アジアの地下ミュージックシーンともっと頻繁にコミュニケーション
できるようになったらもっと楽しいよね、きっと。
自分のように、アジアのロックといえば真っ先に思い浮かぶのが
いまだに米「sublime frequenciesの発掘音源」だとか
韓国といえば「60's〜70'sコリアンサイケ/アシッド」では
いまだに日本人のロック=GSやラリーズ、三上寛さんだけと思ってる
欧米人とあまり変わらないものな〜……。
米sublime frequenciesの相次ぐ良質なリリースがブチ開けた風穴は大きいけど、
その素晴らしい音楽は勿論のこと、
やっぱりオーナー、アラン・ビショップによる徹底して個人的な視点による
スペシャルなコンパイルが成せる妙というのが大きかったよなぁ〜。
つまりはかなり偏ってる(クレイジー)ってことで……。
世にはこうしている間にも、もっともっと色々な埋没系ミュージシャンが
人目に触れず世界の色々なところで「ライブ」で音楽しているんだろうな、
なんて思うとワクワクするところであります。

asunaくんや吉野さんはそれぞれちょうど最近、韓国に招かれて
ライブをしてきたそうだけど、自分にとってはまだまだ近くて遠い国だなや。
ハングル語は形がかっこいいと思う。
そういえば最近さやさんに会ったら「今度セルビアに招かれた」と言ってたけど、
セルビアのミュージックシーンとは一体……?
今のところ先のE・クストリッツァのジプシーオーケストラのイメージ
しかないわ。

他聞に漏れずマイパルにもmyspaceづてにたまにお隣の韓国の音楽人から
コンタクトがあるにはあって、しばしば最近の韓国の音楽などを聴くという機会に恵まれるんだけど、
それを聴くにつけ、勿論日本同様、欧米ナイズされた音楽も多いんだけど
やっぱり根底には日本にも欧米にもない、独特な感性が強く感じられることがある。
勿論、皆が皆イイわけじゃないし素晴らしいアーティストは
年代、国籍を問わずにいつでもどこでもいるわけだけど……
新しいものが産まれつつある独特のエネルギーを感じるというのか、
期待したい、なんていうと上から目線だろうか? のび太のくせに。
実際、欧米や日本(というより東京)のすでに確立しきったミュージックシーン
(というよりビジネスシーン?)とかよりはよほど可能性があると思う、
confusion is sex!
逆に、これまでずっとお隣だったのに現行のミュージシャンのこと
ほとんど無関心だったなんてのも不自然な話だよなぁ


話は例によってズレまくりましたが、
ロケットサンは実はライブでちゃんと聴くのはコレが始めてなので楽しみです。
この日のマイパルは、マイパルメンバーとして銀塩つばめのお二人をお迎えして
全面サポートしてもらいます。
楽しみ也。

↓兄貴、タイやミャンマーインドなどアジアンV.A.が特に好き、禅プッシー
 

突然炎のごとく

 投稿者:けいIVALAちくちく  投稿日:2009年10月31日(土)01時05分57秒
  ピックルポックル(オノザキキヨ-GOD(ANDERSENS)+けいIVALAちくちく(MY PAL FOOT FOOT))
10/28(sat)
8:10〜@高円寺南口ロータリー フリー(練習及びバスキング)
9:00〜@高円寺ピテカンハウス \2000(飲み放題)
http://www.hotfrog.jp/企業/ピテカンハウス

フォークデュオ。bob dylan、pixies、プカプカブライアンズ、山本精一他などカバー予定。
突然決まりました炎のごとく……反戦!ピース!
 

MERZBIRD

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年10月27日(火)16時05分1秒
編集済
  早稲田cat's cradle 修了ありがとうございました
なんだか個人的に、終始気持ちのチューニングが合わずじまいにて、
せっかくお運びの皆様におかれましては、
どうにもしょっぱい演奏を聴かせてしまってすいません>各位
恥ずかしながら、
最後の1曲の段にてふと我に返り、ようやく立ち直ったという体たらくでして……
前半はというと、手が石にでもなったような重い感覚に支配されておりまして、
何ともキレのないどよよ〜んとした演奏でした。
緊張した時にもそのような前後不覚な感覚に支配されることはありますが、
今回のソレは緊張の類いとも違う……とにかく色々な心象模様がモアレを起こして
どうにもアノ時、アノ場所で自分達の音楽を演奏したい!
という気分まで持っていけなかったのです。
「場」が自分に及ぼす、ささいな外的影響の連なりもあるにはあったのですが、
全ては自分の至らなさが原因でございます。
最近割とイイ調子で「ライブ」を楽しんでた自分でしたから、
まぁそういうときにこそ、えてしてこういう落とし穴が
口を開けているモノですよね、経験上。
ヘタこいた〜アヲーン!
……ですけど終演後何だか悶々として、徒然なるままに黙々と手帳に画を描いたり、
明け方に曲を作ったりするなどしてたらいつの間にか気が紛れました。
最近立直りや切替えが以前より俄然早くなっておる自分がおります。
現実的な反省をサラっとしたら、
もうそこにはすでに次にやるべきことが順番待ちしている、
という現状もあるにせよ、
昔より大分図々しくもなったのかもしれません。
何より、大分型くずれしたアウトレット仕様ではあったとしても、
どうしようもなく自分達の今の顔=ライブミュージックは演奏し(せざるをえなかっ)たとは思います。
(これは自分で直視するにはブサイクが過ぎますが……今更どうにも仕方がないんです)


おなじみギンレイにて二本立て……
行ってるヒマもあまりなかったんですけど、
今回はどうしても見たい二本だったので二日に分けて足を運びました。

「ウェディング・ベルを鳴らせ!」>
エミール・クストリッツァの最近作。
セルビア発婚活ムービー?
今回も、終始猥雑で品がなくてクレイジーでサイコーでした。
独特の喜悲劇の同居はまたもや一級で泣いていいのか笑っていいのか……
(結局は笑っちゃうんですが)というおなじみの、
いかんともしがたいツボが刺激されっぱなしでした。
それにしてもクストリッツァ作品って
動物、とりわけニワトリがよく出てくる……気がする。
「アリゾナドリーム」でも、火事の最中でニワトリが暴れて、
抜けた羽が飛びまくってたり、ジョニーデップがニワトリの真似してたり……
とかなり混沌としたシーンが個人的に印象的でした。
「黒猫白猫」でもそこら中をニワトリはじめ、
小動物が終始暴れまわってたっていう印象がある。
……両方ともずいぶん前に観たので記憶に自信がないけど。

その「黒猫白猫」、「アンダーグラウンド」でもおなじみの、
ミキ・マノイロヴィッチ氏が、今作では遂には
その暴れ回るニワトリを獣姦した上に、
銃で打ち抜いてしまう(!)という非道シーンまで登場して、
ますますもってクストリッツァ作品における
「ニワトリ」の立ち位置は意味不明さを増すばかりです。
ちなみにミキ・マノイロヴィッチ氏はその後、
主人公の少年に(小さな声で)「去勢」されてしまうんだけど……トホホ。
これはクストリッツァ的イコンに手を出した罰なんだろうか?
それにしてもミキ・マノイロヴィッチ氏はビーフハートの
キャプテン=ドン・ヴァン・ブリートにそっくりすぎる!
クストリッツァ作品といえば、お約束のバルカン・ジプシー・ミュージックですが、
今作では監督の息子(出演もしてる)のバンドが音楽を担当したそうです。

「それでも恋するバルセロナ」>
ウディ・アレン監督作。
「ギター弾きの恋」、「スコルピオンの恋まじない」、「さよなら、さよならハリウッド」、
「僕のニューヨークライフ 」、「メリンダとメリンダ」、「マッチポイント」、
「タロットカード殺人事件」……
振り返ってみたら全部、かつて同ホールの銀幕にて拝観した作品ばかりだったけど、
ミレニウムを迎えてからのウディ・アレン監督作品には心底ハズレがないな……
個人的には全作品素晴らしいよ!
コンスタントに新作を繰り出してくる、その老いてますますな現役感も凄いけど、
そのどれもが最高にニヤニヤ、ドキドキ、ワクワク、ホクホクでけて……
もはや無敵のエンターテナーですよね。
ウディ・アレンご本人の最近のショボくれたオトボケ演技も大好きなんですけど、
今作では出演してなくて残念!
……かに一瞬思われましたが、
代わりに(といってはなんですが)最近、個人的に好きなハビエル・バルデムが主演!
ウディ・アレンmeetsハビエル・バルデムだなんてハズレるわけないですよね。

今回は、
ペネロペ・クルスに始まりスカーレット・ヨハンソン、レベッカ・ホール……
と次から次へと美女のハートをさらってしまうカリスマ・アーティスト役がズっぱまり。
しまいにはペネロペ・クルスとスカーレット・ヨハンソン……
三人相思相愛にて同居生活をスタートしてしまう「ミスター・フリーダム」っぷり。
レストランで食事する初対面の女友達二人組(S・ヨハンソン、R・ホール)の
前に突然立ちはだかり、
「オビエドで一緒に週末を過ごさないか。
三人で観光したり、お酒を飲んだり、セックスしたりして」
などとナチュラルに真顔で、
あまりにダイレクトなモーションを繰り出す御大!に思わずシビれます。
ペネロペ・クルスの自殺未遂の報をきいて、素っ裸にシャツをサラッとはおった状態で
自身の真っ赤なオープンカーに飛び乗るシーンがあるんだけど……アレ思わず惚れるね。

恋愛、アート、才能、自由、保守、社会性、倫理観……などを巡る
ウディ・アレンの笑えて深い観察や哲学があちこちに洒脱に散りばめられていて、
またしても見応え充分な傑作、またもや終始ニヤニヤでした。

ウディ・アレンといえば、劇中のオールド・ジャズがいつも洒脱ですが
今作では終始セクシーなスパニッシュ・ギター、
広い庭の中心にある円形広場みたいなロケーションで、
ひそやかに催されるギター・コンサートのシーンがイイですね。
(……このコンサートの直後、H・バルデムとR・ホールがイタしてしまうことに)
いつか行ってみたいな、バルセロナ〜オビエドの美しい街並みもグレイトです。
ところで余計なお世話ですけどペネロペ・クルスの、
最近顕著なあばずれビッチ傾向はいかがなものなんでしょうか?
「パッチギ!」のエリカ様じゃないけど、
かつて「オール・アバウト・マイ・マザー」辺りで
始めて彼女を観た時と最近の配役ではずいぶんと印象が違うような(焦)……

それにしてもぼくの隣に座った女性の執拗なラウド・ノイズの攻勢には参りました。
予告編の上映がすんでもなお気にする様子も一切なくビニール袋をワシャワシャ……
どうも、大きなビニール袋内に小分けになった小さなビニール袋を
むきながら菓子パンをパクついてるようなのです。
まぁ映画館ではよくある不運な光景といえばそうなのですが、
この女性2コ、3コとパンを平らげていきます。
彼女がパンを口に運ぶ度にこぼれる、
はた迷惑にスィ〜トな押しつけがましいかほりと一緒に、
アノ映画の「天敵」ともいうべき、
その無機的に余りある、ビニールの無粋な摩擦音が
シャカシャカと場内にこだまし続けています。
小心者の自分は女性に注意することができずにもんどり打ちながら
「せいぜい3コ(くらいしか食べない)だろうな……」
などとその間、映画に集中できずに隣で独りガマンしておったところ、
何と彼女はいそいそと4コ目、5コ目の菓子パンに手を付け始めたではないですか!
しかも今度はご丁寧にアルミホイルの客演によるノイズ・ハーモニー付きです!
しかもスクリーンはといえば、今まさに
H・バルデムとS・ヨハンソンの執拗で濃厚なベッドシーンがムーディに展開しており……
片や僕の真横ではそれを見ながら5コ目のパンをモソモソ食べる女性。

ジーザス! H・バルデムがどんなにプレイボーイでも
絶対にこの無粋なパン食い女だけは口説かないだろうよ!
ヘイヘイ!
それでももしH・バルデムにアバンチュールに誘って欲しいのならせいぜい……

パンは3コまでにしておくんだな!!!


と思わず大声で忠告したとかしていないとか……
ああ……スパニッシュよろしくなワイルドで率直、
小さいことなど気にしない器の大きな男になりたい(泣)

↓ミキ・マノイロヴィッチ氏(上)とキャプテン=ドン・ヴァン・ブリート氏(下)
 

superpowerless

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年10月23日(金)14時13分41秒
編集済
  ===============================
10/25(sun)@早稲田cat's cradle (http://web.me.com/cats_cradle2007)
open 18:30 start 19:00
charge \1,500+1drink(\500)
限定20名様 要予約:cats_cradle2007@me.com

Mattia Coletti (www.myspace.com/zenomattia)
muffin (www.myspace.com/muffinjp)
my pal foot foot (www.myspace.com/footfootfoot)
PADOK (www.myspace.com/padokmusic)
===============================
座ってまったり観てもらおうと思っているので20名くらい限定になりました。
予約は全て上記アドレスでの受付となります。
mattiaの演奏前に20分フリータイム(ドリンクなど休憩のため)があります。
(muffinさんからのメールより)


ロフトにて「お前は宇宙で死ぬ」のサポート演奏修了。
「劇中音楽」というのははじめて参加させてもらったけど、
演劇ならではの独特のライブ感が味わえて楽しかった。
開演間際に、ロフト近くの公園やカラオケボックスで
慌ただしくアンプラグドにて稽古っていうのも何だか新鮮でナイス。
癖になりそう……

「お前は宇宙で死ぬ」のスタッフは、
マイパルともうひとりの女優さんを除いて全員が名古屋ベースなので、
勿論この日が初対面、顔合わせ〜最初で最後の通し稽古〜即本番という感じ。
この日の座長、西村公一さんの音楽ユニット「公園」は以前、
僕らの主催イベントにもソロ、バンドそれぞれ一度ずつ招聘したことがあるくらいで
大好きなんだけど、このたびはミュージシャンだけでなく、俳優、舞台監督、脚本家他……
の隠れた才能もいっぺんに見せつけられて正直びっくりしました。
えてして「お前は宇宙で死ぬ」は、
期待を上回るとってもクレイジーなジャンク・ホラー活劇?なのだった。

かつてマイパルの名古屋公演の際には、マイパルの演奏にも参加してもらったことが
あるんだけど、逆に西村氏の音楽にジョインするのは実は今回がはじめてのこと。
その辺も実は密かな楽しみの一つだったんだけど……

事前に二曲入りの弾き語りデモCD-Rを送ってもらって
その上にマイパルが演奏をつけるというイメージで、
急遽参加が決まったこともあってか、
短い時間であーでもこーでも練ってから出かけたわけなのですが……

アららん、
西村さんたら歌うたんびに違うのですね、唄の乗せ方とか回数とかコードが!
もらったCDは何だったの?ってくらいに詞もコードも変わっちゃってる。
「あ、そういえば変えたんです……(ズコッ)」
ってだけでも本番直前に数カ所が発覚!
変えたっていう意識があればまだイイんだけど……
さらには演奏の度に無意識かつナチュラルに
毎回違っちゃってる(西村節?)というのがハプニング的に度々ぼくらを襲うので、
これはもう……最低限のことだけ打ち合わせといて、
後は現場で様子を見ながらその都度合わせようってことになった。
そんなわけで本番中も緊張感パキパキ、
何度かイヤ〜な汗が出たりもしたけど、
心のどこかで「それでこそ西村さん!」と歓んでる僕らがいたのでした。
唄ってば本来そうだよね〜ってんでこたびの初めてのジョインを楽しんだ。
ただでさえ変てこなコード進行でして、これはもう曲を覚えるだけで
実はかなり費やしてしまった「過去」の時間などどうでも良くなる至福の時間=「今」。
ああ、「自然」のただ中にあっては、もはやひたすら「無心である」
より他に術などないのであった……。



〈カーステレオは笑う……不気味に〉

そんなわけで最近、
DUMPの作品を久しぶりに引っ張り出しては独り静かにずるずる弛緩しております。
DUMPはご存じYO LA TENGO第三のメンバーである、
JAMES MCNEW氏の宅録ソロ・プロジェクト。
鳥取から姫路へと戻るヤマグチ氏の車中にて、
久々にYO LA TENGOの新作を聴いていたわけなんですが……
氏は、YO LA TENGOの新作を購入するのはずいぶん久しぶりとのことで、
それは自分にしても同じこと。
そういえばYO LA TENGO共々、最近「アレ」聴いてないな〜などと思いながら
東京に戻ってからゴソゴソと出してきたのがDUMP作品諸々でした。

やっぱいいよね〜! 彼の録音はいつも絶妙で大好きなんです。
忘れかけた頃にいつの間にやらBrinkmanやShrimper、smells likeなんかの
良質極小レーベルからひっそりと新作が出てるっていう。
寝る前のわずかな時間だとか、ヒマな時、
気が向いた時だとかに気楽に回されたという……
4トラック・レコーダーにコツコツ落とされた、ささやかな小品集。
氏のテンダーかつ、思いの外高い声のヨレヨレボーカルを主軸においた、
きわめて欲目のないシンプルなロックバンド・アレンジだとか、
ぼそぼそしたファズトーン、ACETONEのオルガンやリズムボックスのサウンドも、
そのカセットテープのもっさり感と共犯関係にて、いちいちぼくの琴線をふるわします。
「激しく感動!」……とかそういうタイプの音楽では一切ないですが、
DUMPを聴くと「激しく和んで」はしまいますね、自分の場合。
何なんだろう、彼はブルックリンの「となりのトトロ」なのかもしれない……。

YO LA TENGO同様カバー曲もなかなかに技アリですよね、
ファッグス、ロッキーエリクソンとか……
O'jaysのGerald Levert の「Mr. Too Damn Good」なんか秀逸ですし。
shaggsの「Shaggs Own Thing」のインストカバーや
H.マンシーニ「Moon River」もじんわり泣ける。
そうそうthin lizzyの名曲「Cowboy Song」の名カバーを忘れてはいけませんよね、
初めて聴いたときは、そのいつにない?気合の入り方にのけぞったものでした。
(そういえば某メタルバンド、Anthraxも昔この曲カバーしてたな)
仕舞いにはPRINCEのカバーだけでアルバム1枚作っちゃったという……
コレがまた当時好きでして!
うんうん、こんなDUMPのような、ぶよぶよした「余白そのもの」のような
音楽の在り方があってもいい……ぼくは改めて強くそう思うんですよね。


Syd Barrettの鬼っ子6枚組ブート「Beyond Rhyme Nor Reason」。
ずいぶん前から聴いてみたいな〜なんて思って幾年……
もはや忘れかけてたところ、
先頃、同じくシド・ファンである某j●gzのコニ●氏のご厚意で、
この度かの旅にてコピーを頂きました。
う〜む世のメガブームもまっつぁおなこの特盛ボリュームはスゴイ……
とはいえ「ボリューム」だけならマ●ドナルドに任せておけばいいわけで
ここで特筆すべきはその「クオリティ」!

シド・ファンならかつて聴いただろう、
もしくは聴いてみたかったであろう、
あんなテイクやこんなテイクが一気に聴けるのですから感無量です。
この6枚組ではじめて聴けたという曲もちらほら。
特に「Jug Band Blues」セッション時に誕生したという2曲、
「Vegetable Man」「Scream Thy Last Scream」なんかは
個人的には遅ればせながら、始めて聴く曲にして「超」がつくクレイジーな名曲!
感激するも……それぞれにテイク違いがボコボコ4〜5曲ずつ入っている始末。
突然やってきたインフレ状態に嬉しい戸惑い……。
昨年、オール「Vegetable Man」オンリーのカバー集という狂った音源を
某ライブ会場にて入手したものでしたが、やはり原曲が一番クレイジー!
ベルベットでいえば「Sister Ray」?な名トリップナンバー
「Interstellar Overdrive」も都合5曲入っておりクラクラ。
「Arnold Layne」、「See Emily Play」、「Apples And Oranges」の
Pink Floyd最初期シングル3タイトルはかつて知人にコピーしてもらい、
一時期これでもかと愛聴してましたが、ここでもやはりキラーです、全く死ぬね。

あ〜ここまで聴いて大分いい感じに脳みそが弛緩してきた。
そして迎えた4枚目がスゴイ!
最初期Pink Floydのライブ音源は勿論なのですが(←歌が小さいのが残念)、
やっぱりここはシドがフロイド脱退後初となるライブ、
70年ロンドンでの「Terrapin」、「Gigolo Aunt」、「Effervescing Elephant」、「Octopus」
の全ライブ音源が聴けるというだけでも感激です。録音状況は相当に凶悪ですけど。
この時のライブは、足早にこの4曲だけサッとこなして「thank you, good bye!」
とステージをさっさと後にしてお客さんは勿論、
バンドメンバーも唖然とさせたんでしたよね。
……「クレイジーダイアモンド」(水声社)によると。
それにしてもあれだけ内省的なレコード出しておいて、
ギャンギャンなR&Rショウが全く素晴らしい。
殊、ヤケっぱちにヨレる「Octopus」の歌と、間奏のソリッドなギター……
コレはシビれるわぁ。

そして個人的には、
BBCでのライブセッション、「Baby Lemonade」 「Dominoes」「Love Song」
もここではじめて聴けて嬉しかったです。
(一般的には「Peel Sessions」と併せて「Radio 1 Sessions」でも聴けますが)
「Peel Sessions」の5曲同様に……いやそれに輪をかけて
よりシンプルに生々しい氏の歌とギターが味わえて
もはや何も言うことはありません。
ギルモアの、シドをいたわるように寄り添う
包容力あるベースもすごくナイス!

「John Lee Hooker Inspired」「Slow Boggie」「Fast Boggie」……
これらはひたすらシドがギター1本でリフ・バッキングしただけのものを
そのままメモ録音した体、
「こういうプライベート音源こそブートの極み!」と一瞬燃えるも、
そのイージーな命名通り、何ということのないR&Bナンバーでした。
「でも、こういうシンプルなブギーにこそシドと初期フロイドの基盤はあるんだよな〜」
……などとシドのギター一本の録音を聴けただけで感じ入ってしまう
哀しきファン心理なのでした。

5枚目は丸々当時のインタビュー……
ガルル……日本人に生まれてツラいな〜というのは全くこういう時ですね。
そうして、今朝はずいぶん本棚に眠っていた
「クレイジーダイアモンド」(水声社)を久々に取り出してきて
読みながら仕事場へとやって来ました。
この本に関しては友人間ではかつてあまり良い評判を聞きませんでしたが、
少なくとも個人的にはこの「Beyond Rhyme Nor Reason」ブートの
お供としては俄然、改めて資料的意義を発揮する1冊だと思います。
久々に読んで色々再確認することも多かったし……。

え? なんかキモチ悪いって?……ほっといて!


戸張大輔10年ぶりのライブに続いて10年ぶりのニューアルバム「ドラム」。
新譜を買うことって年々少なくなってる昨今ですが、
やっぱりいつでも、この世に産まれてほやほやの作品というのは
打ち立ての蕎麦や焼きたてのパン、それから挽き立てのコーヒー豆よろしくでスペシャルなものがあります。
濁りに濁ったアシッド宅録作「ギター」から一転、
ガットギターと歌だけの緊張感ある録音も実にクリアーにてビックリ、
だけどすぐに本質は何も変わってないんだな〜と安堵。
予想通り「ドラム」の影など微塵もございませんでしたよ、ええ。
毎日毎月、新しいミュージシャンや新譜がダーッと大量生産されるわけですけど、
一様に似たような音楽を垂れ流す一億総blog化洗脳配備完了「OBEY!」
(「THEY LIVE」より)な昨今にあって、
これだけ「孤独」で、一切外部との縁故を感じさせない
密室殺人的なまでにmyspaceな戸張大輔氏のフォークが圧倒的に頼もしいな。

かと思えば突然にメロウなクリスマスソング!

「はじまるクリスマスナイト
流れるマライヤ口ずさんで……」

だなんて一本とられちゃいますよね。
前作同様、歌のミックスは極遠な上に歌詞カードはナシ。
曲名すらも付いてないのがもはやおなじみなので、
歌詞世界を理解することは毎度なかなか困難なのですが、
何度も繰り返し聴いてるうちにだんだんと音楽の向こうから
「歌詞」が聞こえ出してくるのも、もはや戸張作品の醍醐味でもありますよね。
伊勢参りだとか淀リバー(川)をジョギングする唄とか……
……歌詞がよく聞き取れなくても不思議と、この回る銀盤の上での彼の「音楽」はいつも
「歌詞」なき「歌詞」を雄弁に歌ってるんだよな〜
先の、名もなきクリスマスソングのやるせなき空々しさに
最近つとに薄れがちかに思われる「音楽のヒミツ」の部分を感じます。

とどのつまりblogで伝わるお役立ち!生活情報の類はあれど、blogで伝わる音楽など一編もナイのか。


もはや声なく もはや言葉なく
呟きも歌も しわぶきもなく しかし
私がすべてを喋らねばならぬ

(谷川俊太郎『六十二のソネット』〜「沈黙」より)

人は正しく歌えない
無を語る言葉はなく
すべてを語る言葉もない
しかし私の立つところに全てがある
街に人 野に草 そして
天に無

(谷川俊太郎『六十二のソネット』〜「野にて」より)

http://mypalfootfoot.blogspot.com/2009/10/jucai-1001000.html

 

秋季公演あれこれ

 投稿者:けいIVALAちくちく  投稿日:2009年10月17日(土)11時23分33秒
  10/18(日) @新宿LOFT
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥3000/ DOOR ¥3500
(DRIVE TO 2010 <Ambitious Player>)
De+LAX/メトロファルス/MADAME EDWARDA/THE SODOM PROJECT
BAR STAGE <シネマLIVE>福居ショウジン×Rieu『キャタピラ』/Flight of Idea
<TRUSH-UP presents 「名古屋ロックの今」>ミラーボールズ/お前は宇宙で死ぬ(ホラー音楽劇)/トゥラリカ/DzzZoo0
※『お前は宇宙で死ぬ』(←詳細は一切知りませんがタイトルずばり私好み!)
公演劇中音楽の最初と最後の西村公一さん(公園)の弾き語りパートの伴奏をマイパルでつとめます。
ぼくら名古屋ロックじゃないですけど、ひとつよろしくお邪魔します。
もらった曲、コードや回数が変で難しい……バーステージのトリ出演だそうです。

2009年 10/19日 (月) @高円寺円盤
「日々の音楽〜わたしの呑気体験〜」
19:00-/Charge¥1500
出演:マコガーリ/イツロウ/公園(from名古屋)/White Room
※西村公一さんのバンド、公園の公演。部外者の自分が告知するのもアレですけど、
何せ西村さんは今どきパソコンも所有しておりませんので。
公園の弾き語り公演は極私的脳内スペース・ホラー・フォークでサイコーです。


〈MY PAL FOOT FOOT〉

2009/10/25 (sun) 西早稲田 cat's cradle
Mattia Coletti (from Italy)/muffin/PADOK/MY PAL FOOT FOOT

2009/11/8(sun) @西荻窪ZEN PUSSY
小山健太/ロケットサン/マイパルフットフット他

2009/11/26 (thu) 東高円寺 UFO CLUB
マサコ倶楽部さんpresents


〈マイパルゆうこ〉

10月29日(木)@高円寺 円盤 (03-5306-2937)
http://enban.web.fc2.com/
『くじ引きデュオ de 哀愁デート』
企画、司会進行:TABATA
出演
a qui avec gabriel
一樂まどか
shibata (from ボルゾイ,TOYHOLIC他)
ジョニー大蔵大臣 (from 水中、それは苦しい)
田口史人
TABATA (AMAZON SALIVA, 20 GUILDERS, ZENI GEVA, AMT&TCI 他)
牧野琢磨(from NRQ, 湯浅湾)
u-c-o (from My Pal Foot Foot)

start 19:00 // charge 1500 yen (ドリンク付き)
♪ルールはお客さんの目の前で、姓と名に分かれた著名人の名札を引く。
姓名がフィットした人名で2人1組を選び、人名札のアイウエオ順にデュオ演奏を行う。 待った無しの即席デュオ大爆発!!
 

美舟漂流記〜1〜

 投稿者:けいIVALAちくちく  投稿日:2009年10月15日(木)01時52分27秒
編集済
  いつの間にやら「秋」しちゃってる東京の街に舞い戻りました……ヰと涼し。
色々な人々に助けられながら無事充実した航海を終えることができました。
主催者、共演者、お客さんの手厚いサポートにこの場を借りて感謝します。
勿論、漂流仲間のジャグズにもサンクス!

一回一回、一曲一曲、始まってから終わるまで予測不能の未体験ゾーンへの
挑戦(時々嵐)さながらでしたが、
不思議と演奏のたびに、妙に呼吸レベルでバンドの一体感が増してゆく……
ツアーならではの醍醐味を味わえました。
結局3日間で現在のレパートリを全曲(+1曲)演奏しました。

10/10 @夜想

ともしび
記憶の森
雨のあと
言葉
ぶくぶく
よごれなきかなしみ
ジャグジャグフットフットのテーマ
アトラス

ーーーーーーーーーーーーーー
10/11 @ease

サイン
はてない波
夜の声
シザーズブルース
昼下がり
walk slowly in this world
ぶくぶく
メリーゴーラウンド
メイデイ

(〜アンコール〜)
ジャグジャグフットフットのテーマ

ーーーーーーーーーーーーーー
10/12 @borzoi record

ひらくかな
記憶の森
ドリームボーイドリーム
荒野の愛
ジャグジャグフットフットのテーマ
シザースブルース
walk slowly in this world
ホワイトサンド昼〜ボルゾイレコードに捧ぐ〜
アトラス

(〜アンコール〜)
よごれなきかなしみ


10/10 in 京都
朝10時、京都に到着するなり今回の旅で最初で最後の4時間!練習、
何せレパートリの約半分がお互い始めて手合わせする新ナンバーです。
旅の初めからフルスロットル〜いきなり疲弊するは必定なれど、
おかげで挨拶代わりの音合わせが充分にできたので、ここでひとまずは安堵しました。
何せコニシさんはライブおろか、練習時は一切椅子に座らないので、
コニシさんより、か・な・り・ヤングであるところの我々としても、
そううかうかと椅子に腰かけるわけには参りません。
コニシさんてなんで練習の時も(休憩以外は)座らないんですか?

「パンクやからね!」by コニシ
「(コニシさんは)休憩も大好きだけどね……」by カオリ

これまではジャグジャグフットフットの録音やステージでは
ぼくはアコースティック・ギターを主に演奏していたのですが、
今回の旅では鳥取でのステージ以外エレクトリックギターを使うことにしました。
なかなかにロッカ度数が増してハートに火がつきがちな新鮮な感じです。

初日の京都は「夜想」というロックバーにて。
会場のSEは延々とTELEVISION、
センターのスクリーンにはジョニー・サンダース兄貴主演の名画
「WHAT ABOUT ME」が無声で流されております。
……昔この映画見て、エンディングの「You Can't Put Your Arms Around a Memory」
をソロでカバーしたなぁ〜

丸尾丸子さんや震える舌さんなどとも再会、
震える舌はホームとあってか、
東京で観た時よりもずいぶんリラックスした印象のステージでした。
久保田さんの、「揺らぎ」を繊細に探ってゆく唄と、
三木さんの飄々としたキャラ及び軽妙なプレイのコントラストが和やぎます。
丸尾丸子さんのライブを観るのは、実は個人的にこれが初めてです。
向こうから自然にやってくるような感じでするっと歌われる
その唄の確かさ、正直さに度々ハッとするのでした。
昔ながらのJ-ブルースロック弾語り〜みたいな
お店の常連とおぼしき方も出演していて、
う〜ん、こういう音楽って関西では根強いんだな〜
とばかりに若めのお客さんの盛り上がりをも獲得しており、
不思議なカルチャーショック&旅気分を味わいました。
アンコールは、例のしわがれた酔いどれ口調で
「……ほならAmでちょいと遊ばせてもらおか?」と始まるジャムセッション……
もはや京都人の血肉となっているのだろう、
古典文化保全スピリッツに本気で関心&感心。

コニシさんも「ブルースって京都では根強く人気あるんよ」とおっしゃってた。
「京都(関西)ではブルースって普通の女子大生でも聴くからね。マジックサムとか。」
え! マジックサム好きの女子大生って……ソレホントなんですか!?
さらに姫路から鳥取に向かう車中にてヤマグチさんにその話をしたところ、
「ブルースバンドやってる友達がいてて9年前とMCが全然変わらんヤツもおるよ……
まず最初に絶対「先日リバプールから帰ってきました○○です」って言いよんねん」
とのこと。えええ! リバプールって……
そうなるともうブルースだかビートルズなんだかよくわかりまっしぇん!
そうか、ビートルズ経由のブルース=関西ブルースなのかしら?
独自のカルチャー形成しちゃってるなぁ〜なんて感心したものでしたが、
まんまとコニシ&ヤマグチ両氏に担がれたのかもしれません。
……実際のとこどうなんだろ、関西にお住まいの方、
今度ライブしに行くことがあったらどうか真相を教えてください。

ジャグジャグ〜はKY(空気読メない)なロッカナンバー中心のセットにて
ファズなどぶいぶいゆってみました……コニシさんが。
ぼくはファズを足下にセッティングするも結局は一度も踏んでないような……
アレ踏んだのかな? どうだったかしら???
「言葉」という曲の間奏では、当初コニシさん作の詞をリーディングしようと思って
いたのですが、迂闊にもプリント紙を自宅に忘れてしまい、
道中それに気がついて急遽、東京からの行きの車中で作った詩など
リーディングしてみました。
この曲をはじめて演奏した七針のライブでは、
たまたまうちにあった田村隆一さんの詩集より「叫び」の一節を引用〜朗読したものの、
前回はコニシさんの要望で「最後の夜」というコニシさん作の詩を読みました。
そして3度目の今回はまぁ縁あってか、
こういう詩がポコっと出てきたというのも面白いかもしれない。

バーの店員さんのウェルカムを重んじる雰囲気だとか、
PAさんの細やかなお心遣いなどは特筆すべき温かいものがあったのですが、
いかんせんお客さんにはあまりウケなかったような。
自分個人としては演奏に結構な手応えも感じていたのですが……
次回の京都はブルースで勝負だぜ!

それでも、前回6月に神戸ビッグアップルに
マイパルを聴きにきてくれたという方もいらっしゃってたそうで、
今宵のショウも楽しんでくれたそう。
このように声をかけて頂けるのはとても遠征冥利に尽き、嬉しいことです。

終演後は震える舌や丸尾さんらと談笑しながら、
コニシさんに奢ってもらった夜想オリジナルカクテル「NO NEW YORK」を愉しんだり、
(震える舌久保田氏曰く「MARSの味がする!」とのこと)
コニシ・カーにて、今宵ブルースの人が1曲目にカバーしてた
Beatlesの「Dear Prudence」の原曲を聴き返すなどして
京都の夜ははんなりと更けてゆきました。

walking with jugs(p; kaori)
 

美舟漂流記〜2〜

 投稿者:けいIVALAちくちく  投稿日:2009年10月15日(木)01時51分59秒
編集済
  10/11 in 京都〜姫路
翌朝早くにモーテルで目が覚めたジャグジャグ一行は、
賀茂川を散歩したり、珈琲好きコニシ氏に連れられて
言わずと知れた名店、六曜社にて珈琲&ドーナツするなど……

普段甘いものをあまり食べないマイパルですが、
このドーナツはウマイ!
このサクサクの外皮とふわふわの中身のコントラストの妙、
甘さがごくごく最低限なのも好み!
珈琲はもう、ボクなんぞがどうこう言う域ではないんですけど、
一口目のあっさりした飲み口とは裏腹にふくよかなフィードバック!
冷めてもいっそう豊かな味の七変化、
くどさとは一切無縁、普段飲みにも最適な敷居の高すぎない
適度に品のあるお味が流石で、私ごとき文句のつけようもございませんでした。
こりゃやはり名実ともに京都的喫茶界のビートルズかもしれん……。
我家的喫茶界のベルベットアンダーグラウンドを目指す自分としては、
その道のりのあまりの遠さを思わず溜息が出るというもの……
さてナパームデスばりに短い京都気分をベタに、
されど確実に堪能した一行は一路姫路に。

EASEで早速、激痩せで更に男ぶりが増したオーナー四海さんの淹れてくれる珈琲を堪能。
「う、コレもウマイ!」
こりゃ姫路喫茶界のローリングストーンズかもしれん……。
ライブをしにEASEを訪れるのはこれで何度目か? というくらい過去幾度となく
ここを訪れているのに珈琲をオーダーしたのは恥ずかしながら実はこれが初なのでした。
マイルドで豊かな温かみのあるこのテイスト!
一方でピリリと引き締まるビターなこの緊張感はまるでEASEそのものではないか。
今まで店の「顔」を見ずに自分はライブしていたのか、と思うと少し情けない……。
が、「フォーエバー・スチューデント=生涯学徒」がモットーの自分にとって
「もう遅すぎる」ということはないと思うので、ここから改めてEASEとの関係を始めようと思ふ。
四海氏とコニシ氏、ヤマグチ氏の間では「青春のバイク談義」が展開されていて
バイクはおろか、車の免許も持たない自分はとてもじゃないが、
カウンターに流れる大人(オヤジ)の時間について行けない……。
どうやら今では温厚な彼らも、その昔は大層暴走していたということだけは間違いないようだ(半分嘘)。
その後は四海氏の「ウマい珈琲の淹れ方」入門塾、
豆の量はやや多めが吉、ネルの方が角がとれて丸みのある味になるそうだ。

ヤマグチタカノブ>
本日のイベント「唄の後始末」の主催者ヤマグチ氏の私家製フォーク。
のめって流れる月見そばの卵のような曲線を描くその手並みに、
何とも氏特有のこだわりと可笑しみを感じずにおれない。
以前よりも自由度が増したかな?
というジャズ(勿論いわゆるジャズじゃ全くないです)が嬉しい、
照れと攻めがせめぎあう演奏。
自分も大概緊張しいですが、開演前の雑談にてにご自分も「緊張しいだ」と
おっしゃっていたヤマグチさんの唄を聴いてると
自分を偽らず、お客さんを偽らずにただただ誠実に自分を歌えば、
おのずと伝わる唄はあるかのように思えてくる。

慌ただしい移動の中にあって、こうしてひとたびゆくりヤマグチさんの
久々のビザールなフォークに目と耳を傾けていると、
ああ久々に姫路の街にやってきたことであるなぁ……と実感がわいてくる。
会場にはトモトモさんは勿論のこと、
ゑでぃ&まぁこん、道下くん、ビルさん、マサオさんなどの顔もあり、
それもひとしおであった。
11月に東京で共演予定のロケットサンさんも見に来てくれて挨拶できてよかった。
そしてまたしても広島からRyu.古賀さんが車を転がしてご来場! サンクス!

藤田ゆか>
今年の初夏に円盤で共演したときに始めて聴いて以来の元手水の藤田さんのソロ。
とてものびやかに自分を解放してゆく素敵なベースソロ。
自分の好きな世界、人、場所、物etc……
藤田さんはとてもはっきりそれらを自分の中に持っているんだなぁ
などと、いつでも移り気な自分には頼もしく思えてくる。
実際に彼女の200本を越えるオーバーオール・コレクションは有名だ。
勿論この日もいつも通りオーバーオールにコンバースのオールスターを召していらっしゃった。
こんなにはっきりと、ぽっかりと開いた穴=空虚についてこだわりと愛おしみを込めて
歌える女性をあまり知らない。
現在完成直前のアルバムを絶賛ミックス中とのことで完成が楽しみです。

3月33日>
25歳オールの同級生たちによるフレッシュ極まりない京都の3ピース。
羅針盤やスピッツ、スミスやキンクスなんかを思わせてくれる
ミッドテンポ中心なグッド・ポップソングスが眩しかったです。
曲もいいし3人それぞれが各々の曲でボーカルをとるスタイルも、
ティーンエイジファンクラブみたいで素敵。
話していても全く気取らない気さくな人柄が高感度大です。
実際に彼ら目当てとおぼしき若い女の子二人組や三人組がポツポツ来場していたが、
こういう人達が売れるんだろうな〜と思ったし、売れてほしいと思った。

ジャグジャグフットフット>
個人的な話で恐縮ですが、EASEは何故だかいつも緊張してしまい、
序盤のプレイがヨレ&ブレがちです。すいません……
途中から持ち直せたかな?
コニシさんが「ユウコさんにメインでボーカルとギターソロを」とご要望の
「メリーゴーラウンド」と「メイデイ」で締めるという異色の展開。
何をどうやってもこの4人の音楽になるだろうな、という自信でもあり、
なってほしいな、という挑戦でもあるかな。
コニシさんが演奏間際に突然「この曲のここでソロをはさんでいい?」と来たので、
ぼくもお返しに別の曲で「じゃあここでソロ弾きます」と返す。
今日はギターソロ祭だな……。
頂いたアンコールに急遽「ジャグジャグフットフットのテーマ」。
この曲で僕が使うはずのラッパ類は車に積んだままなので、
立ちコーラスと指パッチンとハンドクラップにて苦しい応戦。
思わず嵐の中を傘も持たずに突っ立っている気分に……

この日も前回の神戸ビッグアップルに聴きにきてくれたという方が
いらっしゃってて声をかけて下さり大変ありがたかった。
自分もなるべく自分が気に入ったライブでは
演奏者に声をかけてみるべきだし、自分も勇気を出してなるべくそうしてみようかな、などと思う。

その後はおなじみのお好み焼き屋で夜遅くまで打ち上げ〜
ここでゑでぃさんとトモトモさんのコンビトークが実現、最強だね!
オモシロすぎて今回も死にかけました。

この日は結局朝から3杯も珈琲を頂いてしまい、
夜寝られるか心配してたけど
ヤマグチ邸に到着後、ワインや焼酎など頂いてたらあえなくバタンQ〜


10/11 in 姫路〜鳥取
朝も早よから珈琲談義。
ヤマグチさんが焙煎した珈琲……これまたナイス!
丁寧に時間をかけてポトポト落としてくれましたが、
実にコクと薫りの深い一杯でした。
う〜ん自分でもこんな朝の一杯が淹れられたらいいんだけど。
古賀さんもか・な・り・珈琲好きらしいことが発覚、
最近はもっぱらプレス式で淹れているそうです。
某ドラマー氏が古賀さん宅に泊まった際に、
自前のドリッパーを持参されており大変ビックリしたとのこと。
自分の家で他人に珈琲をゴチソウしてもらったのは勿論それが初めてだったそうだ。
ミュージシャンに珈琲好きは多いのか? 珈琲好きにミュージシャンは多いのか?

太陽公園に新しくできた白鳥城を見に行くという古賀さんとはここでお別れ、
一行は次なる鳥取の地へと車を走らせます。

早めに家を出たので昼頃には念願の鳥取砂丘に到着することができた。
う〜む素晴らしい……。
祝日とあってか、人手が多かったがそれにしても、
眼前にぽっかりと現れたこのあまりに荒漠としたスペースは何なんだろう……
裸足になって丘を登った断崖絶壁のその下には白い砂浜〜秋の日本海が寂しげに広がります。
スーパーナチュラル! 鳥取まで来ちゃったな〜
らくだに乗れなかったのが心残りといえば心残りだが、
搭乗料1800円はちょっと二の足を踏んでしまうには十分だ。

ボルゾイレコードにてボルゾイ・マエガキさんと久々の再会。
ボルゾイレコードは思ったよりも広くて、こざっぱりとしたオシャレなお店だった。
広い窓の下に広がる、やけに道幅のある、それにしては人気の少ない商店街が何ともイイ感じだ。
洋邦のインディや古今東西のロック、フォークの新譜、中古は勿論のこと、
ソウルやレゲエ、ジャズなどブラックミュージックに特に力を入れてる感じが
マエガキさん独自のニオイを伺わせ、日夜掘出物を求めて通いたいな〜と思わせる。
レコード屋に限らず、特定のお店の常連になるのが結構苦手な自分ではあるが、
鳥取在住でこういうお店があったら通い詰めること間違いなしだ。

ロンサムパイロット(マエガキ)>
東京で会うと常に酔いどれていて、常に酔いどれた人々と酔いどれ演奏をしている
イメージのボルゾイ・マエガキ氏だったがこの日のライブは違った。
まず冒頭でしっかりと他の出演者の紹介と企画全体の流れをMCして演奏をスタート。
演奏もいつになく、しっかりと正面からマエガキさんの世界観を伝えてくれるものだった。
実に飄々としていながら、繊細なタッチで独自の希望や空想を描いた
素晴らしく絵画的なフォーク・ポップ……
などと書くと陳腐に聞かれるかも知れないけど、そんな風に邪推する人はもう知りません。
何をおいてもライブミュージックこそが雄弁に物語るべきなのだ。
彼のライブを聞いてちょ!
……とか言っておいてなんだが、姫路に引き続いてこの日の来場者にも配布された
「唄の後始末」V.A.音源のボルゾイのインストのミニマル・アンビエント・フォーク録音も
箱庭的で大層素敵だった。

3月33日>
ナガタ君、クラミツ君、ノマ君らが学生時代に出会ったという鳥取の地での凱旋ライブ。
またしても2、3人連れのギャルズが来店〜大変人気があってよろしい(嫉妬)
乾いたドリーミーが今どき? 爽やかに等身大のソツない演奏がさすがだ。
既にここまで音楽的に完成されているというのにCD作品を1枚も出していないのはどういうことか?
今の若者は慎重派なのか? 一生懸命CDなんか作ってもどうせ売れないし、あまり興味もないんだろうか?
ちなみに彼らはボルゾイ・シバタ氏が同店にてライブをした際の打ち上げで
初対面の同氏の寝ソソウを笑顔で(かどうか知らないが)片付けた経緯があるらしく、
そういったところもカワイイ。

ヤマグチタカノブ>
いつになく明るめの色彩がパレットの上で震えて揺れ、つるんと落ちる(落とす)。
そこでボルゾイレコードの空気に触れて自然発色した色こそが今夜のヤマグチさんの唄。
格闘と諦観の隙にふとした瞬間に生み落とされた溜め息やくしゃみのような
トーンの引きつりもまた唄。
出た音を全て認めて生かしてあげるのは全く自分次第なのだな〜などと考える=ライブ。
張力があるから自然ヨレた。
ヨレヨレくしゃくしゃのヤマグチさんの唄はどこまでいってもヤマグチさんのブルースだった。
開場前にQさんがブラインドタッチ?で描いたヤマグチさんがでろろ〜と崩れ落ちたような
笑顔があまりにそっくりでハッとした。「弱っちゃうな〜」とヤマグチさんが笑った。
……ところでヤマグチさんの6弦バンジョーのヘッドの星マークが
サッポロ黒ラベルに見えてしょうがない。

ジャグジャグフットフット>
この日はアコギでフォーク編?
個人的にはツアー3日間の……ひいては結成以来の一つの集大成が傑出した出色のギグに
なったと思う。スペシャルな場の磁力に引っ張られるところも勿論あったと思うけど、
それにしても演奏しながらに自分達の一音一音にひりひりワクワクできてハッピーだった。
終わったそばからもうすでに「次はこうしたいな〜ああしたいな〜」なんて
ネクストにつながる感じもアリ。
ちなみに後でわかったことだが、偶然にも1年前のこの日はジャグジャグフットフットが
1年前に初ライブをした日で奇しくも一周年記念ギグとなったのであった。
演奏前に急遽
ぼく「砂丘の曲作って演奏しませんか」
コニー「いいよ。共作しよう」
ということになり、ボルゾイレコードの屋外喫煙スペースにて4人で作曲&練習した
「ホワイトサンド昼」という曲も思いのほかうまくいってよかった。

「ホワイトサンド昼」 by ジャグジャグフットフット

サラ〜サララ〜ラララ〜

知らぬ間に首まで
砂に埋まった生活
くり返す日々
いまわしい目覚め

丘の上に沈む
私の福笑う ハハハ
真昼の白いあきらめ
私の福歌う ラララ

サラ〜サララ〜ラララ〜

終演後の打ち上げの魚がサイコーでした。
ネタの新鮮さは言うに及ばず、この惜しみなく分厚い切付けで
この驚きの安価!
死ぬね……(コニシさん風)
ハタハタの焼き物も、海鮮汁も、イカ刺も全てが言うことなし。
極めつけは海鮮丼650円。
これは東京で食らったら1500〜2000円はしてしまうのではないか?
いや、そもそもこんな極上ネタは東京ではなかなかありつけまい。
コニシさんとカオリさんが全く同じものをそれぞれ二つずつ注文して
食しているのが可愛らしかった。
違うもの頼めばたくさん交換できて色々食べれるのに……
などと思ってしまったのはそりゃまた貧乏性の発送だね。

せっかく鳥取まで来たのだからもう少しマエガキさんや3月33日、
鳥取の面々ともゆっくり話していたかったけど是非また来たいな〜と
思ったので、今回はちょっと足りないくらいでちょうどいいかもしれない。

無情にもタイムオーバー〜コニー&カオリペアは岡山へ、ぼくらは再び姫路ヤマグチ邸へ
タイトだったけど充実した旅となりました。
ノンアルコールビアーでガマンにて闇を駆け抜けてくれたヤマグチさんに感謝。
この3日間一緒に音楽してくれた戦友ジャグズに改めて感謝。
こんな形の「共通言語」はジャグズとだから話せるんだ、と思う。
帰りの車中ではボルゾイレコードでヤマグチさんが入手したYO LA TENGOの
ファンキーな新譜が流れております。
ユウコはいち早く即身成仏、ぼくはというと助手席でうつらうつら……

ヤマグチさん「○○ってどういうバンド?」
ぼく「う〜ん、どういうバンドかって難しいなぁ……う〜ん(こっくりこっくり)」

ぼく「どうすれば3月33日みたいに若いギャルがライブに来てくれるんだと思います?」
トモトモさん「×○○△○××」
ぼく「…………(こっくりこっくり)」

という実に不甲斐ない状態にて電池OFF〜夢とうつつの境界は鳥取道の夜のスピードの襞と襞の間へと呑まれてゆきました。
ZZZ...

white sand 昼(p; kaori)
 

ジャグジャグフットフットいよいよ出航

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年10月 9日(金)17時16分19秒
編集済
  台風=悪魔は去りました。
ふたたび平穏を取り戻した波間を分けて、
小舟はゆる〜りと西へ西へ漕ぎ出します。
10/10京都@夜想〜10/11姫路@EASE〜10/12鳥取@ボルゾイレコード
に漂着予定。

一足先に京都の地を踏んでいるはずのユウコ嬢は今頃ブギウギやってるんでしょうか?
姫路は、柔和に獣道は散歩道系シンガーヤマグチタカノブさんの唄のイベント
「唄の後始末」、ご来場者に未発表テイク入CDRを進呈とのことです。
前回ゑでぃまぁこんに連れて行ってもらった喫茶店「古典屋」さん……
珈琲ウマイし、ジャングルとクラシックが同居するという
実にバイオレントなアンビバレンスがナイス!
鳥取はボルゾイレコード・オーナーまえがきさんプレゼンツ
初来訪!〜かの地でもウマイ珈琲と出遭えるのか?
はたまた鳥取といえば、その生涯を通して鳥取砂丘をモチーフに
クールにシュールな写真をビシバシ撮ってらっしゃった
植田正治さんという好きな写真家さんの記念館などもあり、
時間があったら是非砂丘などにも赴きたいものですが、
割とタイトな日程なので、うかうか珈琲飲んだり観光したりはできないかもな〜
何しに行くんだっていうと歌いに行くのでして……。

いつもソレるので今回もウカウカしてたんですけど、
昨日はというと、
まんまとブチ当たりましたね……悪魔=台風。
(正確に言えばちょっとソレたみたいですけど)

山手線と中央線が動かなくなると、
東京の都市機構ってば完全にマヒするのですね。
中央線の最寄り駅から、普段はほとんど利用しないバスを使い、
西武新宿線を使い高田馬場まで出るという作戦を取るも、
ここで「只今山手線の運転を見合わせております」とのアナウンス……
ひとまずは乗りかかってしまった舟にて高田馬場駅に着くと、
そこにはすでに異様な光景が!
封鎖された山手線乗り換えの改札前で、恨めしそうに駅員ににじり寄ったり、
せん方なく座り込んだり、しまいには寝ちゃったりしてる御仁が続出……
難民窟の様相を呈しておりました。
陸路を完全に断たれた自分はとにかく移動、
いったん地下に潜り地下経路=東西線を探ることに。
いつもの倍の時間をかけて職場へと無事漂着できたというわけです。
……今週末の関西漂流を待たずして、
いち早くここ東京で漂流してしまったというわけです。
思わずさいとうたかを先生の「サバイバル」を思い出させられました。
天災で東京が廃墟化してしまう漫画。
勿論、あんなに孤独でタフな道程ではないんですが、
ぼくらは日々いつあのようになってもおかしくない状況と隣り合わせて
生活しているのかもしれないな〜

漂着後、やれやれとばかりにおなじみの某チェーンうどん屋に入ったところ、
いつもは4人くらいであくせく切り盛りしている調理場が、
なんと本日は2人で格闘しております。
見かねてレジのお姉さんまで手伝ったりして……。
店内は半分ほどしか席が埋まってないにも関わらず、
並んでる人の方がそれより多かったものなぁ。

台風一過のあっけらかんとした晴天にも何だか拍子抜けしてしまい、
どこか街全体の機能が狂わされて、リズムがぎっこんばったんしてる日でしたね。
もろきは人工都市、おそるべきは天災=自然か。

就労後はギンレイにて「スラムドッグ・ミリオネア」。
ムンバイ・ゲットーのタフな生活描写が、「トレインスポッティング」とか撮った
ダニー・ボイル監督の例の追い立てられるような性急なリズムに乗って
躍動的に描かれます。
印象的なシーンは多いし、とにかく一つ一つの動きがとても活き活きと、
生々しく撮られていたように思う反面、
何ともスッキリとしないこの読(観)後感はナンでしょうか?
最後はハッピーエンド、ボリウッド・オマージュなのか、
集団でダンスして終わりという実にエンターテイメントな運びでした。

ハッピーエンドは好きだけど……でもバッドエンディングもわりと好きだ。
というか、この映画に限らず個人的には終わり方自体は結構どうでもいい。
「楽しみ」のひとつではあるけど、
むしろ「これでは終わらない、終わってない」……観ている一人一人に切実に
それぞれのネクストを突きつけられる宇宙的な映画というのかなぁ〜
そういう余白のある作品はやっぱり好きだ。
いわゆる「終わり」って本来、決してそれで「終わり」じゃない筈なので、
エンディングなんか結構どうでもいいのはそういうことだ。
ユウコには「ラストでいつも泣くくせに……」とか言われそうですけどね。
ゲホゲホ……まぁ作品をまとめる際の一応のエンディングに美学を結集する向きも
それはそれで撮る方も観る方も楽しいんだろうな。

「ストーリーが浅い」とか「あり得ない」だとか、そういうのも自分にとっては
決してその作品が「「好きじゃない」理由にはならないなぁ。
一番重要なのはその映画が自分にとって「面白い」かどうか。
「面白い=揺さぶられる」作品に付き物なのは、やっぱり有無を言わせない
圧倒的な「説得力」だったり「求心力」かなぁ……。
勿論そこには当然いつでも自分の好みもついてまわるし。

「スラムドッグ〜」を観ているときに、ついついブラジルのストリートチルドレンを
描いた「シティ・オブ・ゴッド」を観ている時の、アノ有無を言わせず
惹きつけられてやまない感じ」と比較してしまっている自分もいた。
そういえば映画自体の背景だけでなく、撮り方もどこかしら似ているかもしれない。
そういう意味では、「シティ・オブ・ゴッド」には少なくとも自分には
より「説得力」だったり「求心力」があったんだろうな。
勿論、貧困の問題などはそれとして「シティ・オブ〜」同様に
大いにショックを受けるものがありましたが。ず〜ん。

今日辺り「風」がもう「秋」してますね。
急遽東京ギグが2本追加になりました。

〈DRIVE TO 2010 <Ambitious Player>〉
10/18(日) @新宿LOFT
OPEN 17:00 / START 18:00
ADV ¥3000/ DOOR ¥3500
De+LAX/メトロファルス/MADAME EDWARDA/THE SODOM PROJECT
BAR STAGE <シネマLIVE>福居ショウジン×Rieu『キャタピラ』/Flight of Idea
<TRUSH-UP presents 「名古屋ロックの今」>ミラーボールズ/お前は宇宙で死ぬ(ホラー音楽劇)/トゥラリカ/DzzZoo0

※『お前は宇宙で死ぬ』(←詳細は一切知りませんがタイトルずばり私好み!)
公演劇中音楽の最初と最後の西村公一さん(公園)の弾き語りパートの伴奏を
マイパルでつとめることになりました。
ぼくら名古屋ロックじゃないですけど……ひとつよろしくお邪魔します。
……メインステージのDe+LAXとかSODOMってアノ?(名前しか知りませんが)

〈小山健太さんプレゼンツ〉
11/8(日) @西荻窪ZEN PUSSY
〜時間料金等の詳細未定〜
小山健太、ロケットサン、マイパルフットフット他

写真上2点:植田正治氏
 

来週は西に舵をとります

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年10月 5日(月)17時27分11秒
編集済
  〈jug jug foot foot〉

『美舟』秋季大漂流記〜関西編〜

2009年10月10日(土)
@ 京都 live & salon 夜想

出演/
震える舌
丸尾丸子
山海ヒデヒロ
稲富英樹
jug jug foot foot

open 18:30 start 19:00
料金 ¥1500- (+1drink ¥500-)

Live & Salon「夜想」
京都市中京区油小路通御池南西角
三洋御池ビルB01F
tel : 075-211-0901
http://www.yaso-net.com/

--------------------------------------------------

2009年10月11日(日)
@ cafe EASE
「唄の後始末 vol.2」

出演/
ヤマグチタカノブ
藤田ゆか (ex.手水)
3月33日
jug jug foot foot

start 19:00
料金 ¥1000- (要オーダー)

(先着順で限定CDR無料配布)

Cafe EASE
姫路市威徳寺町69
tel : 0792-81-7583
http://www.eonet.ne.jp/~ease/

--------------------------------------------------

2009年10月12日(月祝)
@ borzoi records

出演/
ヤマグチタカノブ
3月33日
マエガキ
jug jug foot foot

start 18:30
料金 ¥1500-

ボルゾイ・レコード
鳥取市新町201 上田ビル2F
tel : 0857-25-3785
http://borzoigaki.exblog.jp/



〈MY PAL FOOT FOOT〉

2009/10/25 (sun) 西早稲田 cat's cradle
Mattia Coletti (from Italy)
muffin
PADOK
MY PAL FOOT FOOT

2009/11/26 (thu) 東高円寺 UFO CLUB
マサコ倶楽部さんpresents


〈マイパルゆうこ〉

10月29日(木)@高円寺 円盤 (03-5306-2937)
http://enban.web.fc2.com/
『くじ引きデュオ de 哀愁デート』
企画、司会進行:TABATA
出演
a qui avec gabriel
一樂まどか
shibata (from ボルゾイ,TOYHOLIC他)
ジョニー大蔵大臣 (from 水中、それは苦しい)
田口史人
TABATA (AMAZON SALIVA, 20 GUILDERS, ZENI GEVA, AMT&TCI 他)
牧野琢磨(from NRQ, 湯浅湾)
u-c-o (from My Pal Foot Foot)

start 19:00 // charge 1500 yen (ドリンク付き)
♪ルールはお客さんの目の前で、姓と名に分かれた著名人の名札を引く。
姓名がフィットした人名で2人1組を選び、人名札のアイウエオ順にデュオ演奏を行う。 待った無しの即席デュオ大爆発!!


昨日は自宅にて練習のあとで、コニシ&カオリ両氏とスカイプ上にて
ジャグジャグ・サミットを済ませるなどして慌ただしい旅支度も一段落、
今はホッと一息ついております。

京都は実に久しぶりの探訪になります。
だけどマイパルが東京以外で演奏したはじめての土地でもあったな……確か。
四方山に囲まれ、道は区画化され高い建物はあまりない、
そこら中にいにしえのナイスなフォルムの寺社仏閣が林立する……要塞のような不思議な街。
修学旅行以来で訪れた二度目の京都は何だか不安になるくらいぽか〜んとした印象で、
初めての遠征ライブということあってか、
何とも言い知れない不安な気分になったことを覚えてるけど、
今回はどういう顔でぼくを迎えてくれるのか?
ユウコはつい先週末にも仕事のついでに訪れ、phew、bikke、山本精一さんの
ライブを観たそうです。
何でも今週末も単身、前日から京都入りするらしく既に「hanacoウエスト」なる
雑誌まで入手しており、全く抜け目ないことである。

京都と言えば「喫茶カルチャー」、
ぼくはというと最近色々試し始めている珈琲豆を探ってみたい所存です。
sim大島氏のように自分で生豆の焙煎から入り、
毎度飲む分だけ豆をガリガリひいてこそ始めて「珈琲好き」と言えるのかも
しれないけど、残念ながら自分にはまだ珈琲に対してそこまでの熱意も関心もない。
お店のブレンドをその場でひいてもらい、袋から漏れ出ずる、狂おしいほどに
香ばしいかほりを犬のように執拗にくんくん嗅ぎながらワクワク家路につくのが関の山だ。

昨日の練習中のことである。
自分で淹れた珈琲をお隣さんにもお裾分けしようとユウコにふるまったところ、
一口含んで曰く
「薄っ! コレでウマイと思ってるようじゃまるでダメだね」
などと手痛い一撃を食らってしまった。アイタタタ……
「確かに今回はちょっと薄かったけど、日常的に飲む分にはこれくらいでいいんだよ。
お茶なんだからさ」
などとワケのわからない負け惜しみを吐いてしまったのだが、
それまで半ば悦に入りながら一人付焼き刃の珈琲タイムを愉しんでいた
自分が恥ずかしい……

先日「ミルク」を観た際の感想で「常識を疑うべきなのだ」などと知った風なことを
ぬかしておきながら、それ以前にまず疑うべき「常識」を知らなかったのである。
ああ、私は「違いの分かる男」でも「上質を知る人」でもなく
ただの「常識を知らない男」でした。
(……でも醤油みたいみたいな味がする某ネ●カフェに言われたくないぞ!)

お店の人や友人にウマイ珈琲を淹れてもらうとしみじみ「ウマイな〜」と感じるのに、
いざ自分で淹れるとなると、つい沸かしすぎたお湯の余りを注ぎ足してしまう
などしてしまうのもイケナイ。
せっかくわかしたのに捨てるのが勿体ないし、ちょっとでも多く飲みたいのだ。
こんな貧乏性の自分に優雅なるティータイムは永遠に訪れない……。
勇気を持って削ぎ落としてこそ見える「地平」があるのだ!

思えば、そもそも今夏に突然訪れた極私的珈琲ブームの発端も不純だった。
惰性で「ビール、ビール」と昼間からアホみたいにビールを煽る自分を変えたかった。
体が欲している、いないに関わらず休肝日もいれんと一年365日……
だらだらと、あればあるだけビールを飲んでしまうマスカキザル(byピーズ)
のような自分にほとほと嫌気が指したのだ。
第一、そのような習慣は経済的ではないし、
精神にも身体にも健康的であろうはずがない。
勿論「ビール」は大好きなのでこれからも付き合っていきたい。
「糖質カット」だの「発泡酒」だの「第三の雑種」だの……
ワケのわからない不純物には依然としてノー!を唱えたい。
であれば今後の付き合い方も考えようということだ。
自分の中で、ビールへの「恋」が今ゆっくり「愛」に変わりつつあるのを感じる……。
これまでのカフェに入ってもついビールを頼んでしまっていた自分を変え、
これからはカフェでは悠然と珈琲を愉しむ自分でありたい。
ビールは本当に「飲みたい」時に飲んでこそ「ウマイ」に決まっているのだ。
この「愛」のために生じる「大人の距離(ディスタンス)」にしばらく耐えなければならない……。

「木を見て森を見ず」というけど、
今ようやく自分の身の程を(イタいほど)わきまえてふと前を見やると、
そこには珈琲の広大な森の入り口が見えてきた。
珈琲道はまだまだ険しい……。


「マスカキザル」Theピーズ

いい女でかければいい つきあいなどつかれるだけ
いい女で出せればいい マスカキザル夢見るだけ
見るのはタダだぜ タダだぜ

好きな娘とは いっしょにいたいけど

ひととすりへりながら 生きのびるのは とてもたえられやしない
かけばいい ひとりですむんだよ

いい女でかければいい マスカキザル夢見るだけ
 

幻のシルバーウィーク

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 9月29日(火)14時30分14秒
編集済
  シルバーウィーク……
相次ぐ友人のライブや催しなどを尻目に、脇目もふらず
毎日録音のためにスタジオと家の往復であっという間に過ぎ去りました。
友人の皆様、不義理をおゆるしくださいまし……
でもそのおかげでようやく録音は終了の目処が立ってきたかな、と。
そうして毎度、最後のミックスがまた一手間なのですが、
この仕上げ作業こそが名盤誕生の最後のマジック・スパイスとなるのです!
……と年々思う。
マスタリング以外の全行程を自分でやるということは
毎度しんどくて地味な作業の繰り返しだけど、
やっぱり自分たちでできることはなるべく自分たちでやるのが理想だな、と今は信じる。
そうしてこの、文字通りうちにうちに籠もったアルバムを自分達の手から手放せたら、
またようやく再び色々な人と共闘で音楽できそうな気もしている。
もう少しでいよいよその仕上げ作業……心してかかりたい。

加えて、その合間をぬって秋のジャグジャグフットフットツアーのために衝動的に
新曲をさらに2曲作ってしまうなど、自分で自分の首を絞めているような……
アルバム「美舟」の12曲に加えて、以降も着実に新曲は増え続けて上記2曲を合わせて
レパートリは既に20曲強ですか……こりゃすぐにでももう一枚アルバムできそうです。
この全レパートリを携えて秋の関西をぶら〜り吹き抜ける予定です。
よろしくお願いします。

そこへきて、一昨日はマイパルフットフット久々のギグでした。
連日籠もっていたベイスメント(我が家は3階だが)から這い出して、
一身に浴びた太陽の光が眩しいこと……
色々な人々と一遍に会ったりして思わずひきつけを起こしかけました!
大城真プレゼンツ「METAL HOLE COOL DOWN」
どの音楽も大変に見応えありました。

>大城真&大島輝之
大島氏のプリペアドギターと大城氏の自作楽器が織りなす
まさにメタリックに血も涙もない仁義なき男のやり取り……
演奏時間も長尺でがっつりハードコア×ストイック極まりないオープニングで
大変カッコよかったんでした。

>yamadaanna
前者とはものすごく対照的に、たおやかで華やぎのあるエレクトロアコースティックな
女子2人の優雅なあやとり……ならぬやり取り(←あやとりなんか今時のび太しかできないっつーの)。
放課後、誰もいない教室で女の子同士が8×4をシューシューやりながら、
内緒話をしているのをつい盗み聞いてしまったような居心地の悪さが爽やかだった。
内容は結構ディープだったりしてなおさら罪悪感……とかいったら怒られるのでしょうか?
「んもーう、男子はあっち行って!」

>hosomi×chihei hatakeyama
そして再び血で血を洗う男のマック対決! あ、もちろんドナルドでなくて
アップルの方ですよ。愛想の一つもない内へ内へ還っていくような
ざわめきの干渉のうねりがビターの極みでした。
うなだれながら聴き入るオーディエンス多数。
ふとステージに視線を戻すと、そこには長机にMACを並べて
頬杖をつきながらパチパチする事務員の先輩後輩の日常的風情が微笑ましい。

>マイパルは、他の皆さんががっつりドープでしたこともあり、
流れを意識しながらも短め集中型で演りました。
先の出来たてのジャグジャグの新曲をやったり、録音中の曲をやったりとかいう感じ。
あとタミオーさんにもらった鼻唄メロディをつないで歌詞を乗せた「トラベル民」もやりました。
録音ではあまり使ってないんですが、テレコやシンセを使ったり、
特にリズムボックスをいつになく多用してみました。
ギターのクリーン・アルペジオから始まる「たからじま」という曲があるんですけど、
リズムボックスが入ってきた瞬間、自分がヴィニ・ライリーになったかと錯覚しました
……とは言い過ぎですが、新鮮でした。
ユウコとの呼吸がどうも……今ひとつ踏み外した部分もあったけど、
大城さん大島さん辺りにもウケたので良かったとしよう。
「書を捨てて街に出よう」じゃないけど、「スタジオを出てライブをしよう」
ライブで生で人々に聴いてもらって育てられる音楽もあるな。
今録音しているのはそうしたライブで育てられた音楽たち。
それらをレコードするために今一度ベイスメント(我が家は3階だが)に戻ります!

大島さんに年末に観たsimのステージが良かったことと、本日のスリバチみたいなのを
ギターに乗せてゴリゴリやる時の音とビジュアルの相性がグッときた旨を伝えると、
その時のぼくの、手をグルグル回すジェスチャーで思い出したのか、
氏のコーヒー好きが高じ、自らコーヒー豆をひきコーヒーを淹れてくれる
「珈琲会」なるイベントをここLoop Lineにて年に4回ほど催していることを
教えてくれた……。
う〜む思わぬ展開、来月25日はライブがなければ行くんだけどな〜
珈琲会は昼からだから無理すれば行けるのかな〜??
http://www.loop-line.jp/2009/10/more.html#a001096

そんな多忙なシルバーウィークに付き合い、片隅でつつましくも頼もしく鳴っていた音楽はこちら。

michael hurleyの "armchair boogie"。
最近出た御大の2NDのリイシューLP、大好きで何回も繰り返します。
子どもがそのまま大人になったようなイノセントな眼差しが優しく、
聴くたびにわくわく……その押し寄せる多幸感に心和ませられる
希有な極上カントリーフォークです。自分にとっては。
↓オフィシャルサイトでも御大お手製アニメと共に聴けますが、
マイケル・ハーレイのインストナンバーも大好きなんですよね……。
http://www.snockonews.net/index.htm
このLPの最後を飾るささやかなインストも勿論とても好きです。
あと忘れちゃいけないのが、あの御大自身によるおなじみのコミカルなアートワークね。
このアルバムではソファで居眠りしているイラストですが、
恥ずかしながら、まさにボクがこのレコードを夜な夜な聴いている状態がこれでして……
この幸せなレコードを肴にちびりちびり、ハイボールの酔いも心地よく回ってきて
気がつけばウトウト……いつの間にかA面も終わってて「シー……シー……」と
針が空回りしております。「お〜いかんいかん」なんて慌ててB面に裏返す時の
アノえも言われぬ心地よいひとりぼっちな時間!
御大はまだまだ現役なので、自分が死ぬ前には一度マイケル・ハーレイのライブを
生で聴いてから逝きたい!
そしてぼくが逝くときにはマイケル・ハーレイのレコードをかけたまま
こっくりぽっくり逝きたいものだ。
「シー……シー……」
……まぁぼくは極めて気が変わりやすい方なので、明日には気が変わってるかもよ!

なんやかやと忙しかったので今回のギンレイは一本だけ……
「ミルク」。
ガスヴァンサント監督、ショーンペン主演でわりと話題の映画でしたよね。
今年豪州へ行く途中の飛行機でも途中まで見かけたんだけど、
さすがに自分の英語力ではリスニング的にツラいものがあったので
その時には「グラン・トリノ」にしてしまったんでした。
今回はそのリベンジというわけです。

70'Sサンフランシスコのヒッピーなイキフン(=雰囲気)……いいねいいね〜
ガスヴァンサント作品に個人的に感じる、
意図的にドラマ性を排すことでかえってドラマ性を炙り出すような?
勿体ぶったような感じが距離感を感じてあまり好きではないんだけど、
この映画は良かったな。
……というかどう撮っても主人公のハーヴィ・ミルクの生き様自体が
カッコ良かったということに尽きると思うんだけど。
実際ショーンペンはじめ、出演者のお顔がいちいちイケメン揃いなんで、
当初美化しすぎなんだろうな〜なんて思ってたんだけど、ラストで実在の活動家達の
当時の顔写真が次々に映し出されるシーンがあって、それを見るにつけ
ハーヴィ・ミルク始め皆さん、プロの俳優陣に勝るとも劣らないイケメン揃いで……

折しもここ日本でも政権交代をかけた選挙真っ只中でしたけど、
なんで日本の政治家の方々はこうも揃いも揃って、
自分達市民の「代表者」という親しみが全くといっていいほど持てないんでしょうか?
もっとも……政界がこんなイケメンばかりだったら嫌味で逆に親近感もわかないけどもさ。
でも政治家って仕事はもっともっとカッコいいイメージになってもイイと思う。
「革命家」とかっていうとカッコいい響きなのに「政治改革」なんていうと
途端に使い古されたお約束ワードのようで、
すでにもうそこからは何も変わらない気がしてしまう。

それにしても今や「自由の国」と唱われるアメリカですら、
かつてハーヴィ・ミルク登場以前には「同性愛者」というだけで公的に逮捕されたり、
罰せられたりしていた時代があったわけですよね……。
ハーヴィ・ミルクが、もはやゲイだけに留まらず、
後世の様々なマイノリティに遺したこの功績はきわめて大きいものだな。

絶大な権力だとか世に蔓延する常識、流行とか……に対して、盲目的に服従して
それを疑ってもみないことってとても危険だな、とここでも改めて思う。
自分がこの時代のSFに暮らしていたなら、ちょうどこの映画に出てくる市民のように
平然とゲイを性差別するなんてことするわけない、なんてどうして言い切れようか?

途中、活動家同胞の家でハーヴィ・ミルク達が決起集会をしているシーンで
部屋に流れていたのがPATTI SMITH「EASTER」のオープニングナンバーでした。

"till victory" patti smith

Raise the sky.
We got to fly over the land, over the sea.
Fate unwinds and if we die, souls arise.
God, do not seize me please, till victory.

Take arms. Take aim. Be without shame
No one to bow to, to vow to, to blame.
Legions of light, virtuous flight. Ignite, excite.

And you will see us coming, V formation, through the sky.
Film survives. Eyes cry.
On the hill, hear us call through a realm of sound.
Oh, oh-oh. Down and down.
Down and round, oh, down and round.
Round and round, oh, round and round.

Rend the veil and we shall sail.
The nail, the grail: That's all behind thee.
In deed, in creed, the curve of our speed.
And we believe that we will raise the sky.
We got to fly over the land, over the sea.
Fate unwinds and if we die, souls arise.
God, do not seize me please, till victory.

Victory. Till victory. [repeat]

あとユウコが借りてきた「ブロークバックマウンテン」をDVDにてご相伴。
これは期せずしてよかったです。
あ、奇しくもこれもゲイムービーになるのかな?
妻子持ちのカウボーイ同士による20年に渡る禁断の純愛ムービー。
ワイオミング州なんて州あったんだな……恥ずかしながら始めて知りました。
60年代アメリカの広大な大自然、保守的なカウボーイカルチャー……
くぅ〜タマランですばい。
音楽もじんわりくる謙虚なアメリカーナで素晴らしいです。
一見どうしようもなくアメリカンなこの映画なんだけど、
監督のアン・リーは台湾人だったり、音楽もアルゼンチン系の人が
担当していたり、と実にインターナショナルです。
あ、それこそアメリカか……。

ジョン(犬)じゃないけどこれこそ「男の世界」。
男の弱さ、卑怯さ、大人げなさ、矛盾なんかがとてもリアルに描かれていて、
無性に身につまされて情けなくなると同時に泣けてきます。
けど男のロマンスてば無防備でざらついてていいよなぁ〜
不器用でてんで効率的じゃない友情や愛情の交歓もサイコー。
増村映画の若尾文子じゃないけど、
場所や時代は変われど女性はいつでも現実的でタフなのです!
ああ見習えるもんならとっくに見習ってるさ。
ちなみにアン・ハサウェイの捨て身の厚塗り老けメイク……完敗です。

「ブロークバックマウンテン」の60年代アメリカの片田舎にはびこるガチガチに保守的な性差別〜
ここから70年代の「ミルク」の性差別撤廃の世界につながるわけですね。
実際にハーヴィ・ミルクは常にホームのサンフランシスコだけでなくて、
全国のゲイ・コミュニティに共闘を訴えかけていた。
「ブロークバックマウンテン」を見てから「ミルク」を見るという向きも
アリかもしれない。

シルバーウィーク……あ、ギターの弦かえましたね。
ギターの弦買ったのって何年ぶりなんだろう……多分5年ぶりくらい。
張りかえ中に2弦の先っちょが人差指を突き刺し、思わずきゃんたまが縮み上がる
この感覚はとても久しぶりでした。
 

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