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私とレスポール

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 9月 2日(水)18時46分16秒
  通報 編集済
  一昨日久々に休肝+断酒してみたら、
すこぶるアタマがスッキリしてました。
また寝覚めの良いこと……
先日仕入れたばかりの、
端子氏イチオシ、
某ゆめやブレンド深煎りのコーヒーが一際ウマい今朝でした。
これは体にも頭にもとっても良い気がする。
今秋はもっと意識的に酒抜いていこう!……かなぁ

お盆の辺りにエレキギターの祖、レスポール氏が亡くなったそうですが、
レス・ポール&メリー・フォードのつつましくも軽妙洒脱な録音が好きでした。
遅ればせながら合掌。

とはいえ……哀しいかな、当方「レスポール」といえば
ナンと言ってもぎゃんぎゃんしたアメリカン王道ハードロック。
AEROSMITHのジョーペリーとGUNSN'ROSESのSLASHが双璧です。
え? ちょっと待て?
「ハードロック」に「レスポール」といえば、英ジミーペイジじゃないのかって?……
ぼか、アメリカの地でカラカラに渇いた太竿=レスポールでもって、
白人一大エンタテイメント・アリーナ・ロックを夜ごと
ぎゅいんぎゅいん、ゆわしてた人たちのことをいってるんですよ。
え? クラプトン? 誰ですか? ソレわ?
百歩譲ったとしてもガンズといえば、イジーストラドリンだろ? もう面倒くさいな〜キミ。
確かにジョニー・サンダースよろしくなイジーのレスポール・カスタムもサイコーでしたよ。
ギブソンならSGにES-335も名器だろ?
ハイハイのドゥドゥと。話が進まないよ……ともかくですね……
僕が今フォーカスしてるのは、
あの全てのアメ・ロッカーによる全てのアメ・ロッカーのための
「レスポール・スタンダード」なんですよ。

と、ここでさらに強引に……
極上の「レスポール」サウンドといえば、
個人的にある一枚のアルバムに行き着きます。
それはBLACK CROWES1992年発表の
『Southern Harmony & Musical Companion』です。

シ〜〜〜〜ン(バックでツィーツィー←鈴虫の鳴声)

アメリカ南部といえば、勿論ニューオーリンズのジャズ、メンフィスのブルース、
ナッシュビルのカントリーなどのブラック・ルーツ・ミュージックでおなじみですが、
アトランタ出身のBLACK CROWESも、
他聞に漏れず、大気にはびこるそういったルーツ音楽を血中にどぶどぶ混じらせながら、
びりびりアンプリファイ=ロックしてた節があります。
当時、ミッド・ティーンの自分はBLACK CROWESのアルバムを聴くにつけ、
幾たび、まだ見ぬアメリカの歴史や大地に想いを馳せたことか……(遠い目)

リッチ・ロビンソンの名リフ応酬のリズムギターと
マーク・フォードのエグ艶いリードギターの一連のチョメチョメがタマりませんね。
(あ、ちなみに言うまでもなく、ハードロックはブ厚い「ツイン・ギター」が基本ですからね、ええ)
脇を固める、見るからに南部顔のエド・ハーシュのオルガン・サウンドと、
黒人女性コーラス隊の妙も忘れてはなりません。
このバンドはこういったゴスペル・パートも魅力でしたよ。
そして勿論、その上をユラユラ×クネクネと漂流する
クリス・ロビンソン(リッチ・ロビンソンの実兄)のソウルフルで、
自由度の高いボーカルが決め手ですよね。

★Sting Me
冒頭のねっとり濃密なギター・カッティングから早くも窒息寸前のゴキゲンR&Rナンバー……
クラクラもってかれます。
★Remedy
ゆら〜り思わずシェイク・ヒップ=腰、揺れてますよ。
この曲のBメロに流れる独特のタイム感が好き。また、エド・ハーシュのピアノがシブい!
★Thorn In My Pride
リッチ・ロビンソンのオールドタイミーな3フィンガー(←決めつけ)・アコギプレイに
絡むオルガンが眩しいです。
★Bad Luck Blue Eyes Goodbye
いきなりのマーク・フォードの哭きのブルーズ・リードプレイ……憧れたものでした。
★Sometimes Salvation
前曲のシブ線のミッドナンバーに次いで、さらにテンポを落とした濃厚なブルーズナンバー、
この辺りが当時このアルバムの踏み絵になってた感じ。
自分のように更なるBCワールドの深みに連れ込まれるか、ここで離脱するのか……
★Hotel Illness
一転して、軽快なアップテンポのトレモロ・ギターとBハープに心奪われて、
されど歌詞はダークなカントリーブルーズ・ナンバー。好きだったなぁ〜
★Black Moon Creeping
この蠢くウゴウゴギターは、
まさか某モトリークルーでもおなじみのトーキングモジュレータではないですか!?
★No Speak No Slave
……早すぎましたね、このBLACK CROWES流ストーナー・サイケ・ブルーズは!
というほどでもないにせよ、マディー&儀式的なテーマ・リフにゆっくりアタマを垂れさせられます。
★My Morning Song
リッチ・ロビンソンのするするスライドギターに乗って、
サビはアリーナ一堂でのシンガロングが目に浮かびます。最後はほどけて改リフ〜一気にフィナーレ!
★Time Will Tell
なんと、ラストは意表を突くボブマーリー御大の力の抜けたカバー。
自家製カントリー・ジャム風味ナンバー。こんな風にゆるく崩れ落ちるラストはサイコー
★Shake 'Em On Down
ボーナストラック。故ブッカ・ホワイト翁が投獄中にヒットさせたという名ナンバー。
ぎゃんぎゃん吠えててサイコーです。
当時まだチン毛も生えそろったばかりの自分を
ジミヘンと共犯にて、まだ見ぬブルーズの森へといざなっただろう一曲。
当時、安いだけのカス・ハードコアorグランジ・ディスクもアホほど掴まされたバカ者でしたが、
今日ばかりは、ボーナストラック有の国内盤を購入した当時の自分をほめてやりたい……

全曲名曲ですね。
その後の『Amorica』(1994)、
『Three Snakes & One Charm』(1996)
辺りも同様に愛聴したし、事実甲乙つけがたい名作なんですが、
こと「ブッ太いアメ・レスポール・アルバム」ということでいえば、
(ここですでに「どうでもいい〜」という声が聞こえてそうですが)
やっぱり『Southern Harmony〜』かと思います。

そもそも別に今さらBLACK CROWESでもないんでしょうけど、
折しも先日、彼らの2005年のサンフランシスコでのライブDVD
『Freak'n'Roll…Into The Fog The Black Crowes』
を鑑賞してしまったわけで……。
ちょうどこの時のライブが正に、アーリー90’Sのナンバー&メンバー目白押しでして
不覚にも目頭を熱くしてしまった次第なのです。

おなじみの絨毯を敷いて、お香の立ち上る中をクリス・ロビンソンがヌラヌラ登場します。
以前は超・険悪だと報じられた兄弟仲もここでは一見とても良さそう……
リッチ・ロビンソンとマーク・フォードのアコギのナンバー良かった。
リッチは故ニック・ドレイクの影響でギターのオープンGチューニングを使うようになった、
とのインタビューが以前ありましたが、アコギもなかなかにお手前です。
レコードでは聴けなかった「My Morning Song」や「Let Me Share The Ride」の長尺のジャムとか。
カバー王だけあって、ここでも数曲カバーもはさみますが、
ラストはThe Bandの名曲
「The Night They Drove Old Dixie Down」のカバー。
ナナナ〜ナナナナ〜ナ〜ナナ〜ナナ〜ナナ〜♪
エンターテインメントだよな〜う〜んこれぞアメリカ!
大きいベニューか野外で豆粒みたいになってライブ見てみたい。
……で、肝心のレスポールですが、当時イメージしていたほど頻繁には使ってないですね。
ES-335はじめ、フェンダー系も多いな……ていうか何本ギターつかってんだか、もはやわからない。

折しもオルタナ全盛の当時から、
BLACK CROWESって「レトロ趣味なバンド」として
某S. YOUTHのT. ムーアなどからは嫌われてたし、
実際僕より上の世代の人たちはBLACK CROWESより、
ハンブルパイとかストーンズ、フェイセズ辺りを好んで聴いてたんじゃないかな?
とも思うんだけど……
自分にとってはそういうことは関係なく、
未だに懐かしくも心躍らせるバンドの一つです。
エアロ〜やガンズ〜はほとんど聴かなくなってしまってからもうずいぶん経ちますが……
未だにたま〜に無性に聴きたくなっては実家の段ボールから引っ張り出してくる……
そんなBLACK CROWESなのでした。


「hotel illness」 by black crowes

Oh good heavens, baby wheres my medicine?
I must have left it outside with my etiquette
The undertakers rule of thumb
Its hard to talk with a novocain tongue

This room smells like hotel illness
The scars I hide are now your business
I cant seem to make hair nor hide of this
No baby love is not a punishment.

Hypnotize by your rotten behavior
This weeks fashion is last years flavor
I got a head full of sermons and a mouth full of spiders
The politics of the worlds greatest liar

So tell me baby is it true all those things that they say about you...


素晴らしき哉 この楽園よ わたしに処方箋を出したまえ
これより 我が慣例にのっとりまして
うやうやしく お運びしますから
この麻酔でしびれた舌では 大変話しづらく恐縮なのですが……

はっきり申し上げて この部屋は病棟のニオイがしますね!
ああ ひた隠しにしてきた私の傷跡は 今やあなたの商売道具へと成り下がりました!
今となってはたとえ特注の鬘(ウィッグ)を作ったとて その傷を隠しおおす術はないでしょう!
せめて この純潔の愛に罰はございません!

どうぞ そのいつもの腐り切ったやり方で 催眠術をかけてやってくださいまし
今週の流行なんて どうせ去年の流行の焼き直し……ブツブツ
アタマの中はお説教でいっぱい 口の中はクモだらけ……ケケケ
素晴らしき哉 嘘つきだらけのこの世の果てで……ブツブツ

せめて あなたのことだけは信じていたい……

(訳:けいイバラちくちく)


レスポールは、こう見えてほんの一時期使ってたことがあったのですが、
あまりにも重くて持ち運びが面倒で泣きそうになりヤメました。
自分以外の人が使ってるのを見るのは好き。

イッツ(NOT)ロックンロール!

しかもギブソンは高いのでエピフォンのレスポール。
エピフォンのレスポールといえば、ミトミくんが最近まで使ってましたね。
しかも、弟がもう使わなくなったっていうお古のやつ……

イッツ・ロックンロール!!

でも最近なんでそのレスポール使ってないか?っていったら
弟に「使いたいから返してくれ」って言われちゃったんだよね……

イッツ(NOT)ロックンロール(泣)!!!

↓art by marq spusta
 
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