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superpowerless

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年10月23日(金)14時13分41秒
  通報 編集済
  ===============================
10/25(sun)@早稲田cat's cradle (http://web.me.com/cats_cradle2007)
open 18:30 start 19:00
charge \1,500+1drink(\500)
限定20名様 要予約:cats_cradle2007@me.com

Mattia Coletti (www.myspace.com/zenomattia)
muffin (www.myspace.com/muffinjp)
my pal foot foot (www.myspace.com/footfootfoot)
PADOK (www.myspace.com/padokmusic)
===============================
座ってまったり観てもらおうと思っているので20名くらい限定になりました。
予約は全て上記アドレスでの受付となります。
mattiaの演奏前に20分フリータイム(ドリンクなど休憩のため)があります。
(muffinさんからのメールより)


ロフトにて「お前は宇宙で死ぬ」のサポート演奏修了。
「劇中音楽」というのははじめて参加させてもらったけど、
演劇ならではの独特のライブ感が味わえて楽しかった。
開演間際に、ロフト近くの公園やカラオケボックスで
慌ただしくアンプラグドにて稽古っていうのも何だか新鮮でナイス。
癖になりそう……

「お前は宇宙で死ぬ」のスタッフは、
マイパルともうひとりの女優さんを除いて全員が名古屋ベースなので、
勿論この日が初対面、顔合わせ〜最初で最後の通し稽古〜即本番という感じ。
この日の座長、西村公一さんの音楽ユニット「公園」は以前、
僕らの主催イベントにもソロ、バンドそれぞれ一度ずつ招聘したことがあるくらいで
大好きなんだけど、このたびはミュージシャンだけでなく、俳優、舞台監督、脚本家他……
の隠れた才能もいっぺんに見せつけられて正直びっくりしました。
えてして「お前は宇宙で死ぬ」は、
期待を上回るとってもクレイジーなジャンク・ホラー活劇?なのだった。

かつてマイパルの名古屋公演の際には、マイパルの演奏にも参加してもらったことが
あるんだけど、逆に西村氏の音楽にジョインするのは実は今回がはじめてのこと。
その辺も実は密かな楽しみの一つだったんだけど……

事前に二曲入りの弾き語りデモCD-Rを送ってもらって
その上にマイパルが演奏をつけるというイメージで、
急遽参加が決まったこともあってか、
短い時間であーでもこーでも練ってから出かけたわけなのですが……

アららん、
西村さんたら歌うたんびに違うのですね、唄の乗せ方とか回数とかコードが!
もらったCDは何だったの?ってくらいに詞もコードも変わっちゃってる。
「あ、そういえば変えたんです……(ズコッ)」
ってだけでも本番直前に数カ所が発覚!
変えたっていう意識があればまだイイんだけど……
さらには演奏の度に無意識かつナチュラルに
毎回違っちゃってる(西村節?)というのがハプニング的に度々ぼくらを襲うので、
これはもう……最低限のことだけ打ち合わせといて、
後は現場で様子を見ながらその都度合わせようってことになった。
そんなわけで本番中も緊張感パキパキ、
何度かイヤ〜な汗が出たりもしたけど、
心のどこかで「それでこそ西村さん!」と歓んでる僕らがいたのでした。
唄ってば本来そうだよね〜ってんでこたびの初めてのジョインを楽しんだ。
ただでさえ変てこなコード進行でして、これはもう曲を覚えるだけで
実はかなり費やしてしまった「過去」の時間などどうでも良くなる至福の時間=「今」。
ああ、「自然」のただ中にあっては、もはやひたすら「無心である」
より他に術などないのであった……。



〈カーステレオは笑う……不気味に〉

そんなわけで最近、
DUMPの作品を久しぶりに引っ張り出しては独り静かにずるずる弛緩しております。
DUMPはご存じYO LA TENGO第三のメンバーである、
JAMES MCNEW氏の宅録ソロ・プロジェクト。
鳥取から姫路へと戻るヤマグチ氏の車中にて、
久々にYO LA TENGOの新作を聴いていたわけなんですが……
氏は、YO LA TENGOの新作を購入するのはずいぶん久しぶりとのことで、
それは自分にしても同じこと。
そういえばYO LA TENGO共々、最近「アレ」聴いてないな〜などと思いながら
東京に戻ってからゴソゴソと出してきたのがDUMP作品諸々でした。

やっぱいいよね〜! 彼の録音はいつも絶妙で大好きなんです。
忘れかけた頃にいつの間にやらBrinkmanやShrimper、smells likeなんかの
良質極小レーベルからひっそりと新作が出てるっていう。
寝る前のわずかな時間だとか、ヒマな時、
気が向いた時だとかに気楽に回されたという……
4トラック・レコーダーにコツコツ落とされた、ささやかな小品集。
氏のテンダーかつ、思いの外高い声のヨレヨレボーカルを主軸においた、
きわめて欲目のないシンプルなロックバンド・アレンジだとか、
ぼそぼそしたファズトーン、ACETONEのオルガンやリズムボックスのサウンドも、
そのカセットテープのもっさり感と共犯関係にて、いちいちぼくの琴線をふるわします。
「激しく感動!」……とかそういうタイプの音楽では一切ないですが、
DUMPを聴くと「激しく和んで」はしまいますね、自分の場合。
何なんだろう、彼はブルックリンの「となりのトトロ」なのかもしれない……。

YO LA TENGO同様カバー曲もなかなかに技アリですよね、
ファッグス、ロッキーエリクソンとか……
O'jaysのGerald Levert の「Mr. Too Damn Good」なんか秀逸ですし。
shaggsの「Shaggs Own Thing」のインストカバーや
H.マンシーニ「Moon River」もじんわり泣ける。
そうそうthin lizzyの名曲「Cowboy Song」の名カバーを忘れてはいけませんよね、
初めて聴いたときは、そのいつにない?気合の入り方にのけぞったものでした。
(そういえば某メタルバンド、Anthraxも昔この曲カバーしてたな)
仕舞いにはPRINCEのカバーだけでアルバム1枚作っちゃったという……
コレがまた当時好きでして!
うんうん、こんなDUMPのような、ぶよぶよした「余白そのもの」のような
音楽の在り方があってもいい……ぼくは改めて強くそう思うんですよね。


Syd Barrettの鬼っ子6枚組ブート「Beyond Rhyme Nor Reason」。
ずいぶん前から聴いてみたいな〜なんて思って幾年……
もはや忘れかけてたところ、
先頃、同じくシド・ファンである某j●gzのコニ●氏のご厚意で、
この度かの旅にてコピーを頂きました。
う〜む世のメガブームもまっつぁおなこの特盛ボリュームはスゴイ……
とはいえ「ボリューム」だけならマ●ドナルドに任せておけばいいわけで
ここで特筆すべきはその「クオリティ」!

シド・ファンならかつて聴いただろう、
もしくは聴いてみたかったであろう、
あんなテイクやこんなテイクが一気に聴けるのですから感無量です。
この6枚組ではじめて聴けたという曲もちらほら。
特に「Jug Band Blues」セッション時に誕生したという2曲、
「Vegetable Man」「Scream Thy Last Scream」なんかは
個人的には遅ればせながら、始めて聴く曲にして「超」がつくクレイジーな名曲!
感激するも……それぞれにテイク違いがボコボコ4〜5曲ずつ入っている始末。
突然やってきたインフレ状態に嬉しい戸惑い……。
昨年、オール「Vegetable Man」オンリーのカバー集という狂った音源を
某ライブ会場にて入手したものでしたが、やはり原曲が一番クレイジー!
ベルベットでいえば「Sister Ray」?な名トリップナンバー
「Interstellar Overdrive」も都合5曲入っておりクラクラ。
「Arnold Layne」、「See Emily Play」、「Apples And Oranges」の
Pink Floyd最初期シングル3タイトルはかつて知人にコピーしてもらい、
一時期これでもかと愛聴してましたが、ここでもやはりキラーです、全く死ぬね。

あ〜ここまで聴いて大分いい感じに脳みそが弛緩してきた。
そして迎えた4枚目がスゴイ!
最初期Pink Floydのライブ音源は勿論なのですが(←歌が小さいのが残念)、
やっぱりここはシドがフロイド脱退後初となるライブ、
70年ロンドンでの「Terrapin」、「Gigolo Aunt」、「Effervescing Elephant」、「Octopus」
の全ライブ音源が聴けるというだけでも感激です。録音状況は相当に凶悪ですけど。
この時のライブは、足早にこの4曲だけサッとこなして「thank you, good bye!」
とステージをさっさと後にしてお客さんは勿論、
バンドメンバーも唖然とさせたんでしたよね。
……「クレイジーダイアモンド」(水声社)によると。
それにしてもあれだけ内省的なレコード出しておいて、
ギャンギャンなR&Rショウが全く素晴らしい。
殊、ヤケっぱちにヨレる「Octopus」の歌と、間奏のソリッドなギター……
コレはシビれるわぁ。

そして個人的には、
BBCでのライブセッション、「Baby Lemonade」 「Dominoes」「Love Song」
もここではじめて聴けて嬉しかったです。
(一般的には「Peel Sessions」と併せて「Radio 1 Sessions」でも聴けますが)
「Peel Sessions」の5曲同様に……いやそれに輪をかけて
よりシンプルに生々しい氏の歌とギターが味わえて
もはや何も言うことはありません。
ギルモアの、シドをいたわるように寄り添う
包容力あるベースもすごくナイス!

「John Lee Hooker Inspired」「Slow Boggie」「Fast Boggie」……
これらはひたすらシドがギター1本でリフ・バッキングしただけのものを
そのままメモ録音した体、
「こういうプライベート音源こそブートの極み!」と一瞬燃えるも、
そのイージーな命名通り、何ということのないR&Bナンバーでした。
「でも、こういうシンプルなブギーにこそシドと初期フロイドの基盤はあるんだよな〜」
……などとシドのギター一本の録音を聴けただけで感じ入ってしまう
哀しきファン心理なのでした。

5枚目は丸々当時のインタビュー……
ガルル……日本人に生まれてツラいな〜というのは全くこういう時ですね。
そうして、今朝はずいぶん本棚に眠っていた
「クレイジーダイアモンド」(水声社)を久々に取り出してきて
読みながら仕事場へとやって来ました。
この本に関しては友人間ではかつてあまり良い評判を聞きませんでしたが、
少なくとも個人的にはこの「Beyond Rhyme Nor Reason」ブートの
お供としては俄然、改めて資料的意義を発揮する1冊だと思います。
久々に読んで色々再確認することも多かったし……。

え? なんかキモチ悪いって?……ほっといて!


戸張大輔10年ぶりのライブに続いて10年ぶりのニューアルバム「ドラム」。
新譜を買うことって年々少なくなってる昨今ですが、
やっぱりいつでも、この世に産まれてほやほやの作品というのは
打ち立ての蕎麦や焼きたてのパン、それから挽き立てのコーヒー豆よろしくでスペシャルなものがあります。
濁りに濁ったアシッド宅録作「ギター」から一転、
ガットギターと歌だけの緊張感ある録音も実にクリアーにてビックリ、
だけどすぐに本質は何も変わってないんだな〜と安堵。
予想通り「ドラム」の影など微塵もございませんでしたよ、ええ。
毎日毎月、新しいミュージシャンや新譜がダーッと大量生産されるわけですけど、
一様に似たような音楽を垂れ流す一億総blog化洗脳配備完了「OBEY!」
(「THEY LIVE」より)な昨今にあって、
これだけ「孤独」で、一切外部との縁故を感じさせない
密室殺人的なまでにmyspaceな戸張大輔氏のフォークが圧倒的に頼もしいな。

かと思えば突然にメロウなクリスマスソング!

「はじまるクリスマスナイト
流れるマライヤ口ずさんで……」

だなんて一本とられちゃいますよね。
前作同様、歌のミックスは極遠な上に歌詞カードはナシ。
曲名すらも付いてないのがもはやおなじみなので、
歌詞世界を理解することは毎度なかなか困難なのですが、
何度も繰り返し聴いてるうちにだんだんと音楽の向こうから
「歌詞」が聞こえ出してくるのも、もはや戸張作品の醍醐味でもありますよね。
伊勢参りだとか淀リバー(川)をジョギングする唄とか……
……歌詞がよく聞き取れなくても不思議と、この回る銀盤の上での彼の「音楽」はいつも
「歌詞」なき「歌詞」を雄弁に歌ってるんだよな〜
先の、名もなきクリスマスソングのやるせなき空々しさに
最近つとに薄れがちかに思われる「音楽のヒミツ」の部分を感じます。

とどのつまりblogで伝わるお役立ち!生活情報の類はあれど、blogで伝わる音楽など一編もナイのか。


もはや声なく もはや言葉なく
呟きも歌も しわぶきもなく しかし
私がすべてを喋らねばならぬ

(谷川俊太郎『六十二のソネット』〜「沈黙」より)

人は正しく歌えない
無を語る言葉はなく
すべてを語る言葉もない
しかし私の立つところに全てがある
街に人 野に草 そして
天に無

(谷川俊太郎『六十二のソネット』〜「野にて」より)

http://mypalfootfoot.blogspot.com/2009/10/jucai-1001000.html

 
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