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マンモスかなP! ロスト・サマー酔いどれ蒸発編

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 8月10日(月)17時56分10秒
編集済
  失踪中の某のりP容疑者も出頭したようで……

まずはご報告。
昨日、ふと胸騒ぎがして件のリュックを振ってみましたところ、

出てきましたよ、失踪中のマイE-BOWも!

!マンモスうれP!

世間をお騒がせしてすいません。
……あ、騒いでたの自分だけですけど。

ところで今村正平監督の『人間蒸発』っていう映画見たことあります?
アレはかなりの「迷」珍作だと思います。
あの狐につままれたようなヘンテコな後味はちょっと他ではナイですね……

ともかく、飲みすぎはいかんな〜
と、こういう事毎に反省の日々なのですが、
豪州から帰って以来、依然として
種々の友人たちと精力的にミーティングを果たす毎日です……。

週末は姫路よりまぁこん氏が来京。
青春18切符でぶらり〜一人旅とは羨ましいです。
一緒にカフェオーケストラ行ったり、
メイド喫茶ならぬ猫カフェ!に行ったり、
その後は特殊JAZZカフェdzumiに久々に行ったり……

とジメ〜と湿る東京の黄昏時をまったりカフェ・クルーズできてよかった。

氏がユージンケリーのインストア・ライブを見に行くというので
何となくくっついていったところ、
ナンとフランシス・マッギーとのデュオで=
ということは、これこそはまごうことなきわが青春の1ページ、
「VASELINS」の生ステージ!
嬉しい誤算に思わず焦りました。
二人とも確実に老けたものの、
瑞々しさは健在のステージに思わず「うんうん」……
ナンのことはない、
二人ともほとんど同じギターコードをストロークしたりしてて、
こりゃもう……無欲の勝利だな、なんて思ったり。
「son of a gun」とか「molly's lips」、
「jesus don't want for me a sun beam」
なんかのクラシックナンバーを立て続けに披露してくれて
至福のひとときでした。

昨日は昨日とて、
apuニックさんとレイコさんと久々に会って会食できました。
シドニーの免税で入手した白ワインをお土産に持参して皆で抜きました。
キリっと冷やした白ワインに桃を一切れ浮かべてもらうだけで、
ああなんと贅沢気分!
スペインの夏には、ワインにフルーツを添える趣向が割と定番なのだそう。
ちなみに僕は豪州に行くまで全く知りませんでしたが、
豪州の白ワインは安いものでも基本的な水準がとても高いです。
とても果実味がファットで、それなのに甘ったるくないので
爽やかな飲み口が素晴らしいのです。
日が落ちると軒先で手持ち花火なんかしたりして、
う〜む何年ぶりだろ〜これこそ日本の夏apu×マイパルミックスです。

もちろんシメは線香花火!
ニックさんも初・線香花火はとても気に入った模様。
子どもの頃は気がつかなかったけど、
花火ってその「サウンド」も何ともいえないですよね。
「シュワシュワ」
「ポツポツ」
「シーーーー」
「チリチリチリ」
そこへきて立ち昇る、あのケムリの変な匂い!ね

また、
日本の夏の風物詩サウンズの一つにセミの鳴き声も数えられますが、
スペイン人のニックさんには、日本のセミ=LOCUSTの声は
エレクトリック・ドローンかノイズか……
何やらとても面白いものに聞こえるのだそうです。

ところで会談中にニックさんがかけてくれた70’s独女性シンガー
SIBYLLE BAIERの 『COLOUR GREEN』というアルバムが素晴らしかった。
全編ギターと歌だけのシンプルなレコードなんだけど、
久々にこういった弾き語りモノにおいてズビバ!ときました。
う〜ん少なくとも今の自分には、
こういうギミックを排したシンプルな音楽こそがとても正直に響きます。
改めてちゃんと聴きたい1枚です。


今年はすでに青梅の花火大会にも行ったし……
月末には、ここ数年というものなぜか毎年足を運んでしまう、
高円寺阿波踊りもあり……でなかなか忙しいです。


先日、久々に渋谷に出た際にマヘルの新譜が出ていたので購入〜
その名も「177 songs C'est La Dernière Chanson」
177曲入りCDです。
ぼくは国内盤を買ったので、さらに+60曲のボーナストラックが……(クラッ)
さすが工藤さんはやることがハンパないな〜と改めて感心しました。
50曲くらいなら結構がんばれば何とか作れると思うんだけど、
177曲となると、もはやわざわざやろうとする人すらもいなそうです。
……さすがにこれだけあると、勢いだけの曲(勢いを大事にした曲?)というか、
スケッチぽい風合いの曲も大挙してたり、マスタリング音量に若干バラつきは感じたりはするものの、
1曲1曲の演奏や録音が丁寧で、エンジニアリングも含めて
その地道な作業の連なりを思うに頭が下がります。
中崎さんとか高橋朝さん、テニスコーツなど工藤さんの周りの人々を
タイトルに冠した小品なんかも興味深かったなぁ。
個人的には、ずいぶん前にソロライブでのお披露目以来お気に入りの、
鮎川信夫の詩をモチーフにした「冷たい雨」が
こうして聴けて良かった……んだけどコレもっと良くなったんじゃないか?
と思わせるから、ボーナス・アウトテイクなのか。

『冷たい雨』

コーヒー・カップには
まだ日のにおいが残っていたが
あなたが去って
最初の冷たい雨がきた

生牡蠣色に濡れた遠景のなかを
船が静かにとおざかっていく
ひとり椅子にのこされて
ひとしきり烈しくなった雨音をきく

暗くなった部屋の
あきらめきった人生の
カーテンの蔭でわたしは泣く
あなたの涙をわたしが泣く


ついでにうっかりdinosaur jr.の新作LP『farm』をジャケ買いしてしまいました。
ダイナソーはその昔、初期4作品……特に『BUG』が好きで、
それ以降はあまり気にとめてなかったんですが……
とにかく、このmarq spusta氏のストーンなアートワークが最高でして。
http://www.marqspusta.com/
↓あとちょっと前に見たこのバカバカしくも清々しいスケートPV!
http://www.cocodevideo.com/c4/v144407.html

ん〜意外にもアルバム通して、とても良い作品でした。
オリジナル・メンバーのルーバーロウ(sebadoh, folk implosion)が
戻ったこともあり、初期SST時代の「うちらコレしかできねーっぺ」
みたいな潔さを取り戻したかのような痛快な出来でサイコー。
やっぱJマスシスの眠たく濁ったしゃがれ声と、
切り込む暑苦しいリードギターはスペシャルですね。
ルーバーロウのベースは相変わらずJの爆音に埋もれてますが、
ここでも一発でルーバーロウ!とわかるナイスな不協を残してます。


あ、帰ってきてから遊んでばっかりいるわけじゃありませんよ。
来たる夏〜秋以降の某ジャグズとのJUG JUG FOOT FOOT用や、
某ゑでぃまぁこんとの共作用にと、
それぞれ録音作業をしたりもしてました。
引き続き、秋にかけてマイパルのフルアルバムの録音も
じっくり再開したいです。

8/15(土)
終戦記念人拓とるイベント
『ありったけの僕』
at 西荻窪Zen Pussy
http://zenpussy.uuuq.com/
20:00 open 20:30 start
Charge \1000

演出・拓/つびー

演奏/プッシー(地獄バンド)、大城真、けい棘ちくちく(my pal foot foot)、善部良彦(steiner)、三富栄治、他

※魚拓の人間版らしいです。
自分は……何をするのか全くもって不明ですが、
何かアコースティック楽器を持ってくるように言われてます。
ちなみにZen Pussy は今時、か・な・り・スカムなスペースです。
下ネタとかを笑顔で軽〜くあしらえる方どうぞ。
&同じ通りの50mm手前向かい辺りに「カフェオーケストラ」が
ありますんで、ついでに山崎くんの美味しいカレーを食べると吉かと思います。
参照:http://byebye.exblog.jp/
 

哀愁でいと修了

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 8月 7日(金)16時42分1秒
編集済
  楽しかった〜
タバタさんの名司会に誘われて……

1. JON(犬)×小山健太
小山くんはこれが人生初即興だそうで……
筆おろしはジョン姐さんでした。
序盤、小山くんのプレイがちょっとカタい印象もありましたが、
個人的に、それぞれの唄の世界観にも通底するフィーリングを
今回の共演にもそのまま見出だしたように、
不思議と無理なくマッチしてました。
ジョンさんは歌と生オルガン+αしか使わないにも関わらず、
音の表情がとても豊かな人だなぁと改めて思った。
人間力……ならぬ犬力だなコレは(と言いたかっただけ)。
次回は遠慮のない小山健太が聴いてみたい!
……とはいえアコギ一本で臨んだ姿勢は大したものだ。

2.
TABATA×kei ivala tick-tick
う〜む、
まさか昔からのフェイバリット・ギタリストの一人である、
タバタさんとガチンコ・ギターバトルとは……
人生とは奇ナリ!
でもせっかくの機会だから楽しみました。
終わった後、タバタさんからも「楽しかったわ」と
コメントしてもらい良かったです。
後半に突如飛び出した、
タバタさんのブっ壊れ気味の即興歌が白眉でした。
……なんでも後で聞いたところ、この日にマスコミを騒がせた、
某エクスタシー服用系タレントの身勝手さに
対する怒りの唄だったらしい。
「ヒデくんより先に歌ったった」とのこと。

3.
坂田律子×川口雅己
序盤、川口さんのクリーントーンで、ねっとりと濃厚かつ執拗に
ヘンテコなフレーズが主導するも、
そこからのパグタス律子さんのピアノの距離感が
何とも感心するものがあった。
一見貞淑に寄り添う妻なんだけど、
その足取りにかなり危険さを感じる感じ。
最後は夫の出征を避けたいあまり、夫の目をつぶしてしまう……
そんな名作映画「清作の妻」の田村高廣と若尾文子的な?
とはちょっと違うにせよ、もう30分見たら貞淑な妻の
狂気が炸裂したのでは?と思わせる、
意外な不協?がリアルでとても見応えある組合せだった。

4.
TOMO×西村卓也
貫禄のデュオでした。
西村さんのボキョ!ベチョチョ!ペチコン!
な亭主関白的ベースはもういつだってサイコーとしか
言いようがないんですけど、
TOMOさんのハーディガーディ・ワークカッコよかった!
「初めに言っときますけど、ぼく転調できません」
との宣言通り終始ワンコードのドローンなんだけど、
すごく表情のある演奏で、
西村さんの機材が接触不良な局面ではリードを披露したり、
と魅せてくれる演奏でした。


……なんか色恋的な表現が目立つかもしれないですが、何分「哀愁でいと」故ご容赦ください。
実際、デュオでがちんこセッションなんて日にはねぇ……
互いの恋人にも見せたことのないような秘部を見せつけあって組んずほぐれつ……
コホン、失礼しました。

本番前、盛夏白昼の焼串屋店先で、
皆で瓶ビールを干すなど
ACID MOTHER的「前」打ち上げも堪能……
あれでかなり緊張がほぐれた感もあります。

……
がほぐれ過ぎたのか、
終演後がいけなかった。
その後も、皆でしこたま飲み、
エフェクターやケーブル搭載のマイリュックを
どこかに置き忘れて帰宅したことにハタ!と
気がついたのはその日の夜半でした。
そのリュックは幸運にも円盤にてお取り置きされており、
「は〜よかった〜」と安堵!
……嫌な汗もひきかけたのですが、

今度はE-BOWがナイ!
円盤に電話したけどナイ!

アレは確か、護身用に足下に忍ばせておいたものの、
結局使わなかったんだよなぁ〜そのまま忘れちゃったんでした。
……アレ意外にも高いんだよなぁ〜見つかるといいなぁ

オマケ:
本番時ケーブルが接触不良で
(8人中、唯一人集合時間に現れてサウンドチェックしたにも関わらず……)、
急遽、小山くんにケーブルをレンタルしたものの、
コレが終演後にナイ!
……どうしたものかと思ってたら後日タバタさんからメールがあり、
「ごめん。間違えて持って帰ってた」
とのこと。ズコッ!
あ、しかもそのことまだ小山くんにメールしてないや。

ふ〜慣れないことの後は、
諸処バタバタですけどイイもんですね。
今回のこともあり、
ますますタバタさんのありがちな特定のジャンルやシーン、テクニック、選民意識なんかのシバリ
とは無縁の軽いフットワーク、ひいては音楽に対する飽くなき貪欲さはますますリスペクトです。
タバタさんのギター自体、
もはや他でもないタバタ星人的ミュータントギターだしね。

というわけで
ぼくのボケボケ夏休みはまだ終わりそうにない=ENDLESS SUMMERです。

(続く)



〈JUG JUG FOOT FOOT〉

『美舟』漂流記〜関西編〜
2009/10/10 (sat) 京都 夜想
JUG JUG FOOT FOOT 他

2009/10/11 (sun) 姫路 cafe ease
JUG JUG FOOT FOOT, ヤマグチタカノブ 他


〈MY PAL FOOT FOOT〉

2009/10/25 (sun) 西早稲田 cat's cradle
Mattia Coletti (from Italy), muffin, PADOK, MY PAL FOOT FOOT

2009/11/26 (thu) 東高円寺 UFO CLUB
MY PAL FOOT FOOT 他
 

ライブの予定upしました

 投稿者:ucouco  投稿日:2009年 8月 7日(金)00時03分24秒
  今年後半のライブの予定が決まりつつあります。お誘いありがたい。
ジャグジャグフットフットも京都、姫路でライブできることになりました。楽しみ。

火曜日、くじ引きデュオ見に久しぶりに円盤に行ったら、妙に懐かしく、
あ〜、夏休み終わったんだなあって、、、やっと思えた(今まで夢見てました)。
仕事もちゃんとしないと東京砂漠じゃ生きていけないものねえ。

いばらさん、タバタさんとデュオしてました。
意外と萎縮せずに弾いてるなあ、なんて感心感心。
いわゆる即興っていうのを普段やらない人が混ざっていたので、
どうなるか本当に予測できない分、逆に面白かった。そして演奏はどれも良かった。
 

Live at Toff In Town

 投稿者:ucouco  投稿日:2009年 8月 4日(火)13時17分22秒
  どなたかupしてくれてた方、ありがとうございます
リンクしちゃおう


「千の窓」

眠る点の朝 ひらく千の窓
燃やす1(ワン)の夜 分かつ万の泡

はじめは誰かのやさしいロジック
終わりは誰にもとけないマジック
はじめは誰にもとけないマジック
終わりは誰かの……

http://www.youtube.com/watch?v=HnO0zCDwqAA

 

くじびきデュオde哀愁でいと vol.7

 投稿者:けいIVALAちくちく  投稿日:2009年 8月 3日(月)00時24分52秒
  8月4日(火)@高円寺円盤
http://enban.web.fc2.com/
19:00-/charge 1500円(ドリンク付)

出演者(アイウエオ順)
小山健太
川口雅己 (川口雅己ニューロック・シンジケイト)
kei ivala tick-tick(MY PAL FOOT FOOT)
坂田律子 (Pagtas)
JON(犬)
TABATA (AMAZON SALIVA, 20 GUILDERS, ZENI GEVA, AMT&TCI 他)
TOMO (TETRAGRAMMATON 他)
西村卓也 (Che-SHIZU,みみのこと 他)

司会進行/TABATA
♪ルールはお客さんの目の前で、姓と名に分かれた著名人の名札を引く。
姓名がフィットした人名で2人1組を選び、人名札のアイウエオ順にデュオ演奏を行う。 待った無しの即席デュオ大爆発!

※う〜むどうなるんでしょうか? 全然予測がつかなくて楽しみです
 

can't stop it! 2 side A

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 7月30日(木)16時58分28秒
編集済
  http://www.youtube.com/watch?v=LtG9KMTwYsU

7/18
空港に降り立つと冬だった……。

ここぞとばかりに旅行鞄に忍ばせてきた茶色の上着を嬉々としてはおると、
履いてたズボンもまんまと茶色でユウコにバカにされた。
上も茶色……下も茶色……こちとらカワウソくん(吉田戦車)じゃねー(泣)!
旅は軽装!と決めているので着替えはこれしかないのに……。
これから10日間このままかと思うと暗澹たる思いである。
!ディス・コーディネート!
(……結局、初日にいきなり落ちたテンションを上げるべく、
後日古着屋でジーンズを一本買ってしまった。とほほ)

旅の直前に、昼食に寄ったカフェオーケストラの山崎君は、
かつて真冬の日本から常夏のインドに渡航した折には、
Tシャツを7枚重ね着して現地に赴いたと話してくれたっけか。

空港にはすでにガイさんがお迎えにきてくれていた。
家に着くと久しぶりのベンさんの笑顔……
この二人がそろったところを見るのは本当に久しぶりのことだ。
彼らはかつて7年前くらいに2年ほど東京に暮らしていた。
ガイさんは自身もソロミュージシャンとして活動すると同時に、
CHAPTER MUSICというインディレーベルをずっと運営している。
http://www.myspace.com/chaptermusiclabel
マイパルのライブがあると、いつもベンさんと一緒に聴きにきてくれた。
メルボルンに帰ると、すぐに東京で出会ったミュージシャン達の音楽を編集して
『SONGS FOR NAO』というV.A.を編んだ。
後日、「NAO」というネーミングは僕らの共通の友人で、当時マイパルにも参加してくれていた
ゴカンナオ(merci-s)とオカムラナオの名前からとったんだと聞いた。
先日、ヤマグチの個展で奴からあずかったガイとベンをモチーフにした画とTシャツを
お土産に手渡すととても喜んでくれた。
ヤマグチは何というか……当時から彼らにとてもモテていたのだ。

ベンさんとガイさんは、帰国後も日本には仕事やライブでよく来てくれた。
その度にしつこく「いつ来てくれるんだい?」なんて言ってくれてたけど、
ようやく実現したこたびの初来訪だ。
(ちなみにユウコは一昨年に単身渡豪し、ソロライブをしているが)

とはいえ行くって決めたのは実にほんの1ヶ月前……
にも関わらず、ガイさんはテキパキとすぐに一本のライブ予定を入れてくれた。
しかもユウコが前回の渡豪時に出会って親交を深めた、
KES BANDとFABULOUS DIAMONDSとの共演、
彼らのCDや7インチをユウコがよくかけていて僕もすぐに好きになったバンド達だ。

滞在中に、KES BAND、FABULOUS DIAMONDSは勿論のこと、
自分が好きなミュージシャンにほとんど会うことができたし、彼らのライブを見れたりした。
ガイさんの名ホストぶりがひときわ光っていたこともあったが、
ぼくが思っていた以上にメルボルンはずっと小さな街であることがすぐにわかった。
この街の、大体のミュージシャンやアーティストが皆お互いによい友達同士なのだ。
そしてこの街ではいつも誰かがどこかで何かを作っていたり、音楽を演奏していたりするようです。

ローカルなギグや、エクスペリメンタルなミュージックインスタレーション
なども街のあちこちで体験できたし、
実際にメルボルン滞在中にも色々なところで色々なミュージシャンと会った。

例えばその一つ……
ALWAYSことアレックスくんも参加しているというポスターエキシビジョンをのぞきに行くと、
http://www.myspace.com/pryyde
偶然LAKESことショーンさんもポスターを出典していて、
http://www.myspace.com/invertedcrux
これからその場所でLAKESとは別に活動してるバンドのライブをやるんだという。
WASTED TRUTHはショーンのベースとハリエットというドラムの女の子の二人組の
実に今時スラッジーでトラッシーなパンクバンドで僕好みだった。
http://www.myspace.com/forevertruthfulandwasted
会場も誰かの家だったみたいでソー・クール!
エントランス・フリーでアルコールはカンパ制、玄関でフリマやってました。
それにしてもバカスカ家が鳴ってたなぁ……
隣のガイさんにふと「苦情とかないの?」って聞いたら
「10時くらいまでなら大丈夫」とのこと。ソー・ナイス!

ALWAYSもLAKESも共にCHAPTER MUSICからリリースしているソロアーティストで、
どちらも個性的な音楽や絵を描く人達、その音楽共々大好きだ。
この日に入手したLAKESの最新作、7インチ『TREY OF FIRE』と新作フル『CLOVEN』CDは
どちらも、自身のレーベルINVERTED CRUXからの自主リリースで、
久々に聴いた彼のパーソナリティは、どちらも相変わらず澱み切ったアナログノイズの
向こうでキラキラと宝石のように輝いており最高だった。
戸張大輔とかSMOGの初期3作当たりに漂う脳内密室感?にも近い気もする。

ALWAYSくんもよく会ったなぁ〜マイパルのライブも見に来てくれたし……
彼から、自分の別の個展があるから来なよ?
というのでチラシをもらって行ったりもした。
来日時の、あたかもバナナマン日村的イメージから一転、
激やせした彼にもビックリしたけどあの乾いた笑い声は健在で安心した。
しかし4回くらい会ったけど毎日同じ格好だったなこの人……一人グランジ・リバイバル?
毎日同じ格好という意味ではヒトのこと言えないけど。
あ、でもTシャツとか下着なんかはちゃんと何枚かローテーションしましたからね!

あと滞在中によく会ったのはCRAYON FIELDSのジェフさん。
彼はガイさんと一緒にレコ発ツアーで来日した時にマイパルで共演して以来だけど、
現在はGUY BLACKMANバンドにもギタリストとして参加しているらしくて、
今回の滞在中にも2度、TOTE HOTELというベニューでガイさんのバンドのライブがあった。
ちなみに、ぼくらも昔コーラスで参加したガイさんの曲「world of bees」に
久々に飛入りさせてもらうなどして楽しかったなぁ。
マイパルのライブでは彼の「MATON」という謎のブランド?のギターを
気持ちよく貸してもらったりしたし、
ライブ翌日にGUYさんと行った録音では、ジェフさんがエンジニアを買って出てくれるなどして、
彼の部屋でシングルを想定して3曲のコラボレート録音をしたりもした。
ジェフさんも自分で写真を撮ったり映像を撮ったりする人らしく、
この街はビジュアル・アートとミュージックが結びついているミュージシャンが多いのか?
PV撮影に使うんだというスモークマシンを使ってみせてくれ、
見事に部屋中を煙だらけにしてくれました……。
CRAYON FIELDSはゾンビーズみたいなジェントリーなソフトロックを演るバンドなんだけど、
とても曲がいいバンドでこれまた大好きです。
http://www.myspace.com/thecrayonfields
今回の旅で入手した7インチ『MIRROR BALL』も丁寧な仕上がりで出色でした。

ぼくらが演奏するベニュー、Toff in Townはバースペースとライブスペースが別れているような場所で
多分欧米でもよく見られるパブのようなスペースなのだけど……とても大きい場所です。
まぁもっとも普段ぼくらがやってる円盤やペンギンハウスに比べたらですけど。
お酒を飲みがてらライブを聴くっていう感じは好きだな〜個人的には。
だけど、やっぱり日本で演奏する雰囲気とはかなり違ってくることも確かです。

ライブ2週間前にガイさんがインタビューしてくれ、
それをライブ1週間前の地元のフリーペーパー誌に載せてもらったり
ポスターを作って街のお店などに貼ってくれたり、
会う友達ごとに僕らを紹介して、彼らを僕らの誘ってくれたり……。
そういうガイさんの地道な活動のおかげか、
当日は100人以上のお客さんが入ってくれたらしい。
ガイさんは音楽記事を書く仕事などをしている、
と前に聞いたことがあったけどにはあったけど
本格的にやってるんだなぁ〜なんて改めて。
ちなみにガイさんは週に1〜2回TOFFでDJをやっているし、
僕らの滞在中には、地元のラジオの生放送に出演したりするなど、
そのバイタリティを惜しげもなく披露してくれた。
ラジオ……といえば共演のKESの音楽もラジオで流れてたりしたし、
こちらではラジオや紙媒体がインディペンデントをちゃんと取り上げて、
しかもそれが依然として情報として有効なのだからとても健全で、
何だか感心してしまった。
もちろん街が小さいということもあるかもしれない……
でも、だとしたらただ大きいだけで機動力の鈍った街なんてクソ食らえだ。

加えてこちらでは、なんと老舗のジン専門ショップまであり、
実際に僕らもそこで安いハンドメイド・ジンなんかを物色してきたけど、
何より質が良かったし、紙媒体が今一度元気な印象だ。
ベンさんによると
「15年くらい前まではジンがとてもさかんで面白かったんだけど、その後廃れてしまって、
また最近は盛り返してきている」とのこと。
メールやネットなんかのデジタルデータのやりとりの反動かもしれない……
アメリカ同様、カセットテープで音源をリリースするインディの人が
オ−ストラリアでもぐんと増えてるらしい。
ここ日本でもkikori recordのような老舗?レーベルもヒットのチャンスアリでは?


ちなみにガイさんのレーベル、CHAPTER MUSICはシド・バレット在籍時の
ピンク・フロイドのナンバー「CHAPTER 24」にちなんでいるそうです。
当時16歳のシド・バレット大好きッコのガイ青年は「CHAPTER 24」という、
自身のジンを始め、やがてはそれがより複数の人々で編まれる「salty&delicious」になります、
そして20代半ばで現在のCHAPTER MUSICの1stリリースのスプリット7インチを
発行するという……う〜ん彼は今確か30代半ば〜後半だから、
DIY歴20年の筋金入りのインディペンデントですね。
改めて彼が保存しているジンの数々に目を通させてもらったけど、
柔軟かつ遊びのある編集内容で、欧米の新旧の音楽を主体に取り上げながらも、
実に地元愛にも満ちている素晴らしい内容でした。
(残念ながら英語なので細かい内容はわからないけど……)

ガイさん
「オーストラリアの人は自国のアートやカルチャーに誇りを持っていないし、
また、それを知ろうともしません」

以前から彼のフットワークや実行力には信頼を置いていたけど、
改めてこういう、音楽の本質をその独自の温かい眼差しで探求し続けている音楽ファン達こそが
メルボルンの、ひいては世界のあちこちのインディペンデントカルチャーを
今日も、謙虚かつ強靱に支え続けているんだろうなぁ〜なんて思いました。


7/22 MY PAL FOOT FOOT@TOFF IN HOTEL
広い会場に、ぼくら2人の隙間だらけの音を置いていく……
最初〜中盤は二人でゆっくり、最後の3〜4曲はガイさんと
ジュリアンさん(KES BAND、GUY BLACKMAN BAND、ex.MINIMAM CHIPS)に
加勢してもらう。
ガイさんのテンダーで懐深いじっくりしたエレピが何とも心強い。
ジュリアンさんはTOTEで聴いたGUY BLACKMAN BANDのドラムが
とても僕ら二人の好みだったのと、
KES BANDのレコードでのドラムが好きだったこともあり、
当日急遽誘ってみたのだ。
即席のバンドだったけど、お客さんの反応もいちいち良くて
ぼくらも本当に楽しんで演奏できた。
英語の唄なんて1曲もないのにね……真摯に音を聴いて楽しんでくれてるのが
よくわかる。
特に、後半ジュリアンさんとガイさんのバッキングに転がされたのか、
いつもよりかなり長めのギターソロを終えてユウコの唄に引導を渡した瞬間の
「ワ〜!」という歓声は日本ではかつて味わったことがないもので、
個人的にキ・モ・チ・よかった〜
jugzコニシさんから最近見つくろってもらったIBANEZ社製、その名も「60'S FUZZ」
(うさんくさ〜!れっきとしたショボファズ。さすがコニシさん!ツボついてきます)のほかに、
日本からディレイも持っていったんだけど、
ディレイは電圧の変換がうまくいかないので結局使わなかった。
ショボファズも1〜2度踏んだきりだったけど、
結果的にはギミックなしでも手応えがあって励みになります。
出発前夜にわっせこ(←ゑでぃさん風)夜なべして手刷りしたTシャツも売れてめでたし。

共演のFABULOUS DIAMONDSは、
ニサさんのドラム/ボーカルとジャロッドさんのシンセのデュオで
実は彼らは地元でも結構人気のグループらしく、さすがの貫禄のステージだった。
うちで聴いていた7インチのイメージではもっとダブっぽくて
ジャンクなグループかと勝手に思っていたのだけど、
イイ意味で思ったより完成度の高い音楽だった。
……印象は聴く会場にもよったのかもしれない、
このバンドに限らずPAの人がやたらリバーブかけたがってた印象だったからな〜
ジャロッドさんは背中毛が只者ではない人なんですけど……↓、
メルボルンの人にしてはアッパーな人で、一人でず〜っと何か喋ってたなぁ〜
ず〜っとハイテンションで何か言ってるので英語なこともあって、
何言ってるのかイマイチよくわからなかったけど。
http://www.myspace.com/fabulousdiamonds

もう一つはKES BAND、今まで3〜4枚くらいレコードを聴いてるけど
とても独特な感性でもって、力強い孤立した世界観が個人的にも大好きなロック。
特にユウコのその贔屓ぶりたるや……
シンガーのカールとは前回ソロで共演以来、
そのライブ録音を一時期ずっと聴いてたものなぁ〜
そしてこの日は特に3ピースのロックバンド・セット。
一音目のド・ヘヴィなアンサンブル!にいきなり嬉しい裏切り。
カッコよかったなぁXXX。
ぼくも今や立派な一ファンです。
前髪のヘアピンまだしてるのかな……してたよオイ!とか
上着いつ脱ぐのかな……結局脱がなかったよオイ!とか
ベースの人にその人のオリジナル曲を歌わせてカールがベースにまわったり……
バイオリンの人に辞めてもらったら、
その友達だった前任ベーシストまで一緒に辞められてしまったエピソードとか……
ユウコがうちに遊びに行ったら、家中脱ぎ散らかした彼の靴下だらけだったとか……
そんなんも好き。
http://www.myspace.com/kesband
ちなみにKESはカールの歌唱がとても独特で個人的にも大好きなのですが、
トレードした今夏リリースの新作は何と……!
全編インストゥルメンタルでこれまたズッコケました。
……が、これまた名作です。
(なぜかマイパルのことをとても気に入ってくれて日本にも大変来たがってたので、
来年辺り日本に呼ぶかも……請ヘルプ!各方面友人知人)

2000年のall tomorrow's parties以来の友達、
現在豪在住マサヨちゃんや円盤で共演したKUSUMさん、
吉祥寺ブルームーンのライブをミスイット!したキショーさん、
architecture in helsinkiのキャメロンさんとケリーさんに、
cannanesのスティーブンさんとフランさん夫妻も
わざわざ郊外の自宅から2時間もかけて駆付けてくれたりと、
友人知人たちとの再会諸々も嬉しかったなぁ。

先ほどもちょいと触れましたが、翌日はガイさんと3人で録音@ジェフさんの家。
この録音のために東京でぼくらがかき下ろしてきた2曲に加えて、
1曲その場でメルボルンでの体験を英詞にて「BAT HOLIDAY」
というナンバーを即席作曲しました。
&ガイさんとジェフさんが友達のジン用に録音中という音源に
コーラスとバンジョー、ピアニカなどで参加……
ライブは一本だけだったけど、結果的には、
音楽的になかなか充実した旅になりました。

↓fabulous diamonds↓
ちなみにニサさんとジャロッドさんは付き合ってません。
それぞれに恋人がいるそうです。
 

can't stop it! 2 side B

 投稿者:けいIVARAちくちく  投稿日:2009年 7月30日(木)16時31分45秒
編集済
  さてライブが終わってしまえば遊ぶだけ……
とかいって自宅で仕事に励むベンとガイを尻目に毎日遊んでたんですけど。

こちらの人はパーティがとても好きですね、
何かというと「これからパーティあるんだけど行く?」
いくつか顔を出させてもらったけど、
さすがにTOFFでのライブの後、見知らぬお客さんに
「これからうちでパーティあるから来てよ」
とか誘われた日には……丁重にお断りしました。
松っちゃんのMr.BATERネタ「パーティーいかなあかんねんけど?」て
あながち大げさじゃなかった!なぁ


メルボルンの街は高い建物が少なくて、空がとても大きく広く見えます。
ドライブ中に見る夕陽に照らされた街並みが、それはそれは素敵で毎日夕暮れ時が楽しみでした。
市街地から車で少し走れば、すぐに小高い山(丘?)にも登れます。
そこには、メルボルン中から集まったというコウモリの巣窟(!?)があるんです。

一度目に行ったときはもう陽も落ちきっていて、闇の向こうから
その独特の「キーキー」という鳴き声は確かにまばらに聞こえたものの
実際にその姿を拝むことは叶いませんでした。
普段は空一面にコウモリがびっしり飛んだりしているのを見れるそうなんだけど、
あんまり見えなかった……今日はコウモリの休日かな?なんていう話をしながら。
でもその声のレイヤーというかモアレを聴いてるだけでものスゴい独特の体験だったなぁ……
自然音てやっぱ格が違います。

そして再度、別の日にリベンジに赴いた折……
ついに彼らは姿を現してくれました!
夕暮れの丘の池に浮かぶ小島の木の上に、ビッシリと何百、何千というコウモリがあたかも
実って垂れ下がった果物のようにあちこちにぶら下がってた。
陽が落ちるにつれて徐々にゆら〜と羽が開きはじめて、
キーキーと鳴き出し、バタバタとそこら中を飛び回ったりします。
なんてチャーミングな光景なんだろう〜
僕らはしばし無言で、とてもハッピーな気持ちに包まれておりました。

メルボルンは食べ物が美味しいです。
マサヨちゃんに「オーストラリアって食料自給率100%なんでしょ?」って聞いたら、
「ノン! 200%!!」って即返ってくるくらいで。
野菜も大変に新鮮で、粒もゴロゴロデカいしいちいちウマいです。
NY同様、ベジメニューの普及率にも感動しますね。
加えてオーストラリアは移民の国、
様々な人種の人が暮らしており、自然と様々な無国籍料理があちこちで味わえます。
ガイさん曰く「そもそもオーストラリア料理っていうのはないんだよ」
なるほど……確かにこちらにきてからメキシカンに始まり、
エチオピアン、シンガポール、レバノン、マレーシア、ファラフェル、中華……
どれもこれもウマいし僕も好きだから(特にエチオピアンとファラフェル)文句ないんだけど、
それにしてもこっちの人ってスパイシー&オイリーもの好きだなぁ

〜ウマかった五選〜
○ガイさん手製のベジ北京ダックとスープ
ガイさんは料理が上手で、いちいちウマかった。
パスタとかサンドイッチなんかのスタンダードでもちょっとした小業が利いてる。
多様なスパイスや調味料の常備数が、
彼のマスター・シェフぶりを物語ってます。
あと日本ではあまり食べないんだけど、こちらではベジミートの類いも豊富みたい、
ベジベーコンとかも美味しかった。

○お返しに作ったマイパル手巻き寿司と味噌汁
日本から美味しい梅干しとたくあん、胡麻豆腐を携えて臨みました。
まぁ大体ユウコが下ごしらえしたわけなんですけど……、
ぼくは脇役で即興クッキング、
マッシュルームをワサビマヨネーズとアボカドで和えてサラダ手巻き用の具的なものをこしらえたり、
ナスを輪切りにして(こちらのナス=eggplantは賀茂ナスみたいに丸くて太い)その上に味噌田楽を添えたり。
ワサビマヨはヒットだったね、ナス田楽は……次はもっと上手にできると思う。
お返しに……とはいってもガイさんもベンさんも日本料理が大好きなので、
日本の調味料とかほとんどガイさんに借りたんですけどね。
おまけに寿司酢が途中で切れちゃって、ガイさんに買い物に行ってきてもらったところ、
寿司酢が売ってなかったというので、機転を利かせてもらいホワイトビネガー買ってきてもらったり(泣)。
ちなみに寿司にホワイトビネガー全〜然悪くありませんでした!
やっぱ日本食は落ち着くわ。

○エチオピア料理
昨年ワシントンD.C.でデビュー以来、虜になってしまったものの、
なかなか日本ではベジ仕様の店もなく……正直水を得た魚状態でカブリつきました。
ンマ〜イ!
この酢の利いたスポンジみたいなパン(名前がわからない)がオンリーワンなのよ!

○ファラフェル
中近東でよく食べられているヒヨコ豆のコロッケライクなもの、ハーブが利いてる。
これを野菜などと一緒にパン的なものに巻いて食す。
NYにもファラフェル専門店がたくさんありました。
ガイさんとベンさんが「この店のファラフェルはメルボルン一!」
と言うだけあって確かにスペシャルでした。
何より6ドルくらいと安価だし。
この店があるシドニーロードのブランズウィックストリート辺りの、
無国籍で雑多な雰囲気も併せて好き。

○フィッシュ&チップス
なんでもないものなんですけど、こんなんが美味しかったですね。
あのエゲツないボリュームと併せて……
ジェフのうちの近くのフィッシュ&チップス屋でテイクアウト〜
奥さんが注文をとって旦那さんが揚げて〜
皆で録音前にマーヴィン・ゲイ聴きながらパクついて〜
とかそんな他愛もない時間も併せて思い出深い。
ガイさん曰く、ここオーストラリアでも、
英国同様にかなり古くからあるトラッドな食べ物の一つだそうです。

○次点:ロリポップ
マレーシア料理? 直径10センチくらいのナスの輪切りを揚げたモノに濃いめの甘辛タレをつけて食らう。食らう。食らう。

ベンさんに「どこか行きたいとこある?」って聞かれて
「スーパー(マーケット)とレコード屋と公園」って答える自分だから、
(実際知らない街に着いたらまず行きたいとこベスト3です)観光らしい観光もしてないんだけど、
ガイさんに連れてってもらった、
ウィリアムリケッツ・サンクチュアリーはとても素晴らしかった。
http://www.parkweb.vic.gov.au/resources/04_0217.pdf
ウィリアム・リケッツさんという彫刻家の作品が展示してあるスペースなんだけど、
ガイさん曰く「彼は、人間も石ころや植物などと同じようなものだという信念を持って活動していた」
というくらいで、彼の彫刻はどれも山の中の、生前彼が暮らしていた小屋の周りの森に点在しております。
しかも、そのどれもが長年放置されたままでそこにあり、
正に自然と同化しているような風情……
そこここが欠けているものや、びっしり苔に侵食されているものなどなど……
モチーフは簡潔で、どれもアボリジニの子供や、自分や、自分のお母さん、神様を彫ったもの。
しかも石から人間の形のモチーフが浮き上がっているような感じ。
どの作品をみても……ちょっとこわくなるくらい執拗にそればかりなのです。
ガイさんは「サイケデリックなフィーリング」を感じるとこぼしてたけど同感。
かなりビザールでかなりクラクラくるんだけど、
それと同時に、作品を見ているうちにいつの間にか気持ちが落ち着いてゆく……
そんな不思議な場所でした。


滞在中に部屋で過ごしている折、「何を聴きたい?」と聴かれたので、
何となく「オーストラリアのフォークかパンクが聴きたい」って応えたら
豪ポストパンクのLPコレクションをあれこれ棚から引っ張り出してくれたことが
きっかけで滞在中はすっかり豪ポストパンク漬になる羽目と相成った。
(ちなみにガイさん率いるCHAPTER MUSICでもここ数年来、
豪ポストパンクのリイシューに力を入れている)
折しも、間近に迫った映画祭用に原稿を書くということで
彼が毎晩のように見ていた「AUSTRALIAN POST PUNK MIXTAPE VOL.1〜5」
という当時の映像集の抜粋盤DVDを、いつも隣で毎日鑑賞していた影響も大きい。
こちらがひとたび「このバンドカッコいいね」と言うと
「このバンドはね云々〜」
「そうだウチにLPがあるから聴いてみる?」
といった具合に、豪ポストパンク発掘第一人者から直々のレクチャーを受けるコノ贅沢ぶり。
実際どのバンドも自分勝手三昧の限りを働いており、音楽も映像も個性的で格好イイ!

○冒頭のリンクのPRIMITIVE CALCULATORS「I CAN'T STOP IT!」もそんなうちの一曲で、
チャプターから過去2作リリース済みの名物コンピ『CAN'T STOP IT!』のタイトルの由来でもある。
バンド名も物語るとおり、この原始的なエレクトロニック・パンクミュージック……カッコイイ。
アタリ・ティーンエイジ・ライオットがDHR(デジタルハードコア)だとしたら、
こちらはさしずめAPR(アナログパンクロック)?
アレック・エンパイアはSPKとかPRIMITIVE CALCULATORSに多大な影響を受けたのでは?とすら思えてくる。
CHAPTERリイシューの2枚のスタジオ盤とライブ盤も、電気NO WAVE全開でビリビリ粗暴でサイコー!
加えて思い出したように挟まれるプリプリしたリズムマシンがこのバンドのチャーミングさの源。
スタジオ盤後半のどうしようもないセッションみたいな音源も、どうしようもなくツボだった。
それにしても……
ライブ盤のバンドのハイ・テンションに引き換え、このまばらすぎる拍手がリアルで泣ける。

1977〜1985年くらいまでのオーストラリアには実にエッジのある
スカスカにクールなエレクトロ・パンクバンドが、んま〜たくさんいたんだな〜と感激しました。
映像を見てると、サックスが入ってアートパンク的な感じのバンドも多かったけど、
サックスの使われ方もフリージャズに影響を受けた当時の欧米の輩に比べて、
(バンドによって時折フリークトーンはあるものの)もっとファンキーでスムースというか……
あんまり気負いがない、やっぱり大らかなかんじ。

個人的に特に好きなグループはというと、
チャプターからごく初期シングルがボーナス曲を加えてリイシュー済みのEssendon Airport
もいいです。

○『Sonic Investigations - of the Trivial』Essendon Airport(CHAPTER MUSIC)
名作であります。
7インチの曲は初期Drutti ColomnとかRed Klayolaなんかにも通じるような、されど独自な捻れたクールさが
タマらない……ギターとリズムマシン、シンセなどでシンプルに構成されたいずれ劣らぬ名曲!
カップリングの曲はライブ音源のほか、Anne Cessnasという女性シンガーとのコラボレート7インチより。
いずれもエッセンドン〜の音楽的懐の深さやポテンシャルがグイ〜と引き出された名曲揃いです。
クレヨラにエッセンシャルロジックのボーカルが乗った曲があったけど、
さらにアレがビリビリと感電したみたいな感じ。
そのエッセンドン〜のブレイン、David Chesworth『50 Synthesizer Greats』も
ガイさんの好意でCDを譲ってもらったんだけど、
これがまた全編スバらしくシンプルなシンセソロで唸りました。
当時からずいぶんモダンなセンスの持ち主だったんだなぁ〜と。
曲も一曲一曲すごくいいんだけど、
無理矢理引き合いに出すならハルモニアの上物だけみたいなイメージかな?
ちょっと違うか、もっとシンセシンセしてるなぁ、こっちは。
ちなみにDavid Chesworth氏は当時、→↑→(舌打ちの時のチッ(ク)チッ(ク)チッ(ク)と読むらしい)のメンバーと
共同でinnocent recordというレーベルを運営していて、『Sonic Investigations - of the Trivial』7インチや
『50 Synthesizer Greats』LPもオリジナルはそこからのリリースだったそうです。

○『Palimpsest (1982)』Essendon Airport
エッセンドン〜の1stフルにして最終作。
この短い期間にもまたもや音楽的に変化を遂げており面白いです。
ちょっと電気色が強くなってサックスが入ったり、ドラムも入ってビートが強調されてファンキーさを増した感じ。
……だけどこのバンドの魅力は、その一貫した簡潔さとショボさにあると言ったら失礼か?
帰国後も何回か繰り返して聴いてますが、
軽快にファンキーなエレクトロビートに、
弛緩しきったスライドギターの思いっきり気怠いフィルインが
入ってくる一曲目から最後まで捨て曲が見つかりません。
とても気に入った旨を伝えたところ、このLPもすでに来年頃チャプターから
リイシュー予定とのことで楽しみです。
このバンドはビデオとかレコードのアートワークなんかのセンスも凄く好き。
当座のところ『Palimpsest (1982)』のコピーを譲ってもらったんだけど、
このコピーがまた、David Chesworth氏自ら作ったCDRコピーだそうで、
そのジャケットの2版別紙刷りの特殊ジャケまで丁寧に再現されており泣けた……
ていうか『Sonic Investigations - of the Trivial』7インチといい、
そんな蔵出しアイテム譲ってもらってもいいんかいな?
(文字通りメンバー宅のガレージに遊びに行った際に入手したらしい)

それぞれのアルバムから一曲ずつ『CAN'T STOP IT! ii』V.A.でも聴けます。

○Severed Heads諸作
オーストラリアといえば、SPKなんかも映像集に登場してたけど
シドニー・ベースのSevered Headsも、元は実験×エレクトリックなバンドで、
SPKやキャブスなどのご他聞にもれず、
時代とともにこのバンドもだんだんディスコ/テクノ化していくのが常ですが(これってなんで?)……
やはり初期の粗暴かつビザールにテープコラージュやノイズやりたい放題の感じと、
その後の簡素なノイズやテクノを手探りで混ぜてくる時期のレコードが
独特の不穏さで、個人的にとても好きです。
「dead eye opend」
http://www.youtube.com/watch?v=kLIi_ZMBfQs
『CAN'T STOP IT! ii』V.A.でも聴ける「Lamborghini」はやはり名曲なんだけど、
その「Lamborghini」の別バージョン「Petrol」がまたイイんだよな〜
サーモグラフィーみたいに明滅する映像も含めてクール!
後半の暴発するギターが個人的に凄く好きなんだけど……
なんだい!僕が買った2枚組の編集盤だとこれまた別テイクじゃん
……しかもなんとそれに加えて、
うっかりSevered Headsの5枚組LPボックス『ADENOIDS 1977-1985 』
まで購入してしまい、わっせこわっせこ東京まで運んで参りました。
http://www.sevcom.com/

……何やってんだろ。
まぁ衝動買いもこれ旅の楽しみ也。
Severed Headsは現在に至るまですごい多作な希有なパンクスたちで頭が下がるんですが、
……さすがに90年代に入ってからのテクノは「普通のテクノ」にしか聞こえません、今のところ。
ただし元メンバーのBradburyのソロ!彼の最近作は捻れたエレクトロ模様で
ジャケも含め、かなり笑え…いやクレイジーで良いです。

○→↑→メンバーのバンド、Asphixiationの音楽がまた軽薄洒脱にファンキーでPV含め、最高なんですが、
(「the crush」というナンバーを『CAN'T STOP IT! ii』でも聴けます)
このバンドのLPのアートワークが、マッチョな男性の局部を思い切りアップしたもので……
DJでこれをかける際にガイさん曰く「this is チンコ・ディスコ!」
※初め「○ンコ」の部分の性別を間違えて発声していたことは、ここだけの秘密です。


最終日には、大好きなMICK TURNERのギターが久々に生で聴けてハッピーだった。
そのちょっと前に同イベント別ステージにて、この日もGUY BLACKMANバンドに客演し、
しかもこの足で、夕方には空港に向かう強行スケジュールがあったので全部は聴けなかったけど……
TREN BROTHERSとの名スプリット・アルバム『blue trees』の1曲目「SWING」を
ゆっくりとライブで堪能できただけで僕は満足だ。
ガイさん、ミックさん全く素敵な旅のアウトロをどうもありがとう
そして僕らと出会ってくれたメルボルンの素敵な人々に感謝!
次回はもっとちゃんと計画してから来ます……SEE YOU SOON!


7/27
空港に降り立つと再び夏だった……。

↓KES BAND↓
右端がカール。前髪のヘアピンがキュートだ。
 

thanks to

 投稿者:ucouco  投稿日:2009年 7月29日(水)14時37分23秒
  guy + ben....for everything!!!!

karl (kes band)
julian (kes band)....for your beat
fabulous diamonds (nisa + jarrod)
geoff (crayon fields)....for recording, your guitar and amp
cameron + kellie (architecture in helsinki)
alex (always)
cannanes
sean (lakes)....great to meet you
james
masayo
 

can't stop it!

 投稿者:ucouco  投稿日:2009年 7月28日(火)03時41分16秒
編集済
  今朝6:40に成田到着、そのまま職場へ向かいました。
でも疲れてないー大満足の旅。

私は去年1月に行ってから、ちょうど1年半ぶりのメルボルンでした。
Guyさん、Benさんホントに何もかもありがとー。
いつも車でいろんなところに連れて行ってくれて、おいしいごはん作ってくれました。
Guyさんのライブにも参加させてもらったり。何もかもお世話になりっぱなし。
こんなに良くしてもらっていいのだろうか……とこわくなるくらいです。
William Ricketsも良かったしオーストラリアポストパンクには完全にはまってしまい、、、散財したなー。

しかも、ちょっと遊びに行くよー、くらいの気持ちだったのに、
いきなりToffでライブとは、、、ずっと見たかったFabulous Diamonds、KES BANDと対バンとは、、、
個人的には夢のような、、身に余る光栄です。

後で聞いたところによると、彼らはメルボルンでは結構人気があるから、
我々のような、メルボルンの人にとってはどこの馬の骨だかわからん無名バンドのサポートなどをするようなバンドではないのに、、、
マイパルだから喜んでやるよって引き受けてくれたようなのです(泣)。
実際、彼らが出てくれなかったらあれだけのお客さんは入らなかったと思う。
KarlとNisaとJarrodにもほんとうに感謝。

正直、会場広すぎ〜でびびってたけど、みんなに励ましてもらって、FabulousもKESもめちゃかっこよかったからそんなこと忘れて楽しくライブできました。
いろんな人&音楽に久しぶりに会えたり、会いたかった人&音楽にも会えたりで、うれしかったなー。
もっといい音楽やってもっと出会いたい!

それにしても、Guyさんが長年地道にレーベルを続けてきたからこそ、こうやってひょいっと(ではないかもしれないけど……)Toffをブッキングしてくれたり、
インタビュー載せてくれたりあんなにお客さん呼んでくれたり、できるんだなあと思い、今更ながら敬服しました。
私も何かできたらな……。もうちょっとがんばりたい。
 

ちょいとクーパーズを呑みに…

 投稿者:けいイバラちくちく  投稿日:2009年 7月17日(金)11時03分20秒
  いや旅に出てきます

CHAPTER MUSIC presents MY PAL FOOT FOOT (JAPAN)

Wednesday July 22, 8.00pm
Toff In Town - 252 Swanston St, Melbourne
Supported by Kes Band and Fabulous Diamonds
$15, door sales only

My Pal Foot Foot are one of Tokyo's well-guarded psychedelic treasures, an always shifting, exploratory lineup centred around partners Yuko Kono and Kei Takeshita. They are part of Tokyo's revered Majikick folk-psych scene, that also includes Tenniscoats, Andersens and other bands featured on Chapter Music's 2005 compilation?Songs For Nao - 14 Bands From Japan. Yuko toured as a solo artist last year, but this is your first chance to catch the My Pal Foot Foot band in action!?(chapter music)

Heavy duty support on the night comes from the fantastic Kes Band and Fabulous Diamonds.
 

以上は、新着順21番目から30番目までの記事です。 1  2  3  4  5  6  7  8  9  10  |  《前のページ |  次のページ》 
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